臨床薬理の進歩 No.47
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p<0.05 とした。結  果表 1 患者背景患者数 (n)平均投与日数(日)年齢 (n)  60 歳以上  60 歳未満性別 (n)  男性  女性患者数 (n)平均投与日数(日)大規模医療情報データベースによる PPI 使用と抗 VEGF 薬の効果との関連性の評価 解析対象となったベバシズマブ治療を受けた大腸がん患者は、PPI 使用 560 例、同等の胃酸分泌抑制作用を有するボノプラザン使用患者は 79 例であった(表 1)。ベバシズマブ投与期間の平均値はPPI 群 331 日、ボノプラザン群 260 日であった(図 2A)。また、PPI 群を対象に、ベバシズマブ投与30 日以上前からの胃酸分泌抑制薬の使用継続の有無で解析を行ったところ、ベバシズマブ投与期間の平均値は、30 日以上前から PPI を使用していた患者では 339 日、30 日以内に PPI を使用開始した患者では 277 日であった(図 2B)。VEGF 発現評価 LS174T、LOVO、A549 に加え、ER 発現を変動さ せ た A549-KI 細 胞、A549-KO 細 胞 を 用 い て、PPI で あ る ラ ン ソ プ ラ ゾ ー ル を 曝 露 し た 際 のVEGF の遺伝子発現を測定した。いずれの細胞においても PPI 曝露により VEGF の遺伝子発現が有意に上昇した。(図 3A)。 大腸がん細胞である LOVO 細胞では、先行研究の LS174T と同様にランソプラゾールで上昇したPPI560331.26ボノプラザン79259.582173433742342218投与開始 30 日以上前から PPI を使用していた患者492338.824831投与開始 30 日以内に PPI を使用開始した患者68276.5756PrimeScriptTM RT reagent Kit with gDNA Eraser (Perfect Real Time、Takara)を用いて処 理 し た。gDNA の除去と逆転写には PCR Thermal Cycler Dice(タカラ製)を用いた。その後、StepOnePlusシ ス テ ム(Applied Biosystems)を 用 い て、THUNDERBIRD SYBR qPCR Mix(東洋紡)を用いて、逆転写した各サンプルに対してリアルタイム PCR を行った。遺伝子発現は、hGAPDH を内部標準として、ΔΔCt 法を用いた相対発現解析により定量した。また、抽出した RNA サンプルを用いて RNAseq 解析(Macrogen 社)を実施した。パスウェイ解析 RNAseq 解析によって見出した VEGF 誘導に関与している可能性のある遺伝子について、VEGF およびER と関連性のある生体分子を探索した。解析には論文で公開されたデータ(RNA-Seq、マイクロアレイ、プロテオミクス、メタボロミクスなど)を基にパスウェイの予測解析が可能なソフトウェアである Ingenuity Pathway Analysis (IPA) アプリケーション(Qiagen、米国)を用いた。統計解析 すべてのデータは、IBM SPSS Statistics 29ソフトウェアを用いて解析し、データは各値の平均値± SD(標準偏差)で表した。医療ビッグデータ解析結果については、Kaplan-Meier 法を用いて治療期間を分析し、Wilcoxson の順位検定を用いて曲線を比較した。年齢や性別などの因子は、多変量解析(Pearson's χ2 検定)を用いて評価した。さらに、生存期間は Kaplan-Meier 法を用いて分析し、曲線間の比較は log-rank 検定を用いて行った。3 群間の比較には一元配置分散分析(one-way ANOVA)および Tukey の多重比較を行った。統計的有意性は

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