方 法抗 CXCL13 抗体を投与し、TIL 構成の変化を解析した。治療群には抗 PD-1 抗体および抗 CTLA-4抗体を投与し、腫瘍増殖抑制効果および免疫応答を評価した。頭蓋内腫瘍の増殖は IVIS イメージングシステムを用いて評価した。さらに、MHC-Ⅱ陽性のOVA 発現腫瘍細胞を用い、OVA 特異的 TCR をCD4 陽性 T 細胞に導入した OT-Ⅱマウス由来の TFH細胞を移入し、抗腫瘍効果を検討した。また、TFHノックアウトマウス(Bcl6fl/flCd4Cre)および CD8陽性 T 細胞特異的 CXCL13 ノックアウトマウス(Cxcl13fl/flCd8Cre)を用い、それぞれの遺伝子改変が抗腫瘍免疫応答に及ぼす影響を解析した。 TIL はフローサイトメトリーで免疫表現型を解析した。 すべての動物実験は、所属機関の動物実験倫理規程に従って実施した。機能的アッセイ TFH 由来 TCR を導入した Jurkat 細胞を作製し、MHC-Ⅱ陽性腫瘍細胞に対する反応性を NFATルシフェラーゼアッセイで評価した。さらに、転写因子をウイルスベクターにより強制発現またはノックダウンし、細胞傷害能の変化をフローサイトメトリーで検討した。公共データ解析 公開されているデータベース(NCBI BioProject:PRJEB23709)を用いて CXCL13 の遺伝子発現と抗 PD-1 抗体の治療効果の相関を解析した。統計解析 連 続 変 数 の 2 群 間 比 較 を 要 す る デ ー タ に はStudent's t 検定(両側検定)を用いた。データが正規分布しない場合や分散が不均一な場合にはMann-Whitney U 検定を適用した。3 群以上についてはマウスの腫瘍曲線は一元配置分散分析(one-way ANOVA)を用い、事後検定として Bonferroni 補正24 本研究では、臨床検体解析、シングルセルオミクス、空間トランスクリプトミクス、マウス腫瘍モデルを組み合わせ、TFH 細胞の抗腫瘍免疫における役割を多角的に解析した。以下に各手法を簡単にまとめた。患者腫瘍検体の取得と解析 4 例のメラノーマ腫瘍組織から腫瘍浸潤リンパ球(tumor-infiltrating lymphocytes:TIL) を 単 離 し、これらを用いて 10x Genomics プラットフォームによる scRNA-seq および scTCR-seq を実施した。データ解析には CellRanger および Seurat を用いてクラスタリングを行い、細胞集団の同定と特徴付けを行った。 さらに、CosMx を用いて同一患者由来腫瘍切片の空間的解析を行い、腫瘍内における Tex、TFH、B 細胞などの局在を同定し、その空間的関係を評価した。また、肺癌 104 例を免疫染色により CD20 およびCD21を可視化し、3 次リンパ様構造(tertiary lymphoid structure:TLS)形成の有無を確認した。 本研究は施設内倫理審査委員会(IRB)の承認を得て(承認番号:2107-030、1906-033、2507-070)実施し、すべての患者からヘルシンキ宣言に基づき文書による同意を取得した上で解析を行った。RNA velocity および分化系列解析 scRNA-seq デ ー タ を 用 い、scVelo を 利 用し てRNA velocity 解析を行い、細胞の分化トラジェクトリーを推定した。さらに、latent time 解析により細胞系列の時間的推移を再構築し、TFH の分化動態を評価した。マウス腫瘍モデル マウス腫瘍モデルとして、MC-38 などの腫瘍細胞を用いた皮下移植モデルおよび頭蓋内移植モデルを構築した。腫瘍モデルに対し、抗 CD8 抗体または
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