臨床薬理の進歩 No.47
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写真 4 研究所内セミナーの風景(筆者によるプレゼンテーション)マックスプランク研究所留学報告写真 5 国際色豊かな同僚との楽しいひととき(Atypical Chemokine Receptor 5:ACKR5)と新 た に 名 付 け ら れ ま し た 6)(Chevigné, et al. の新たな治療標的となりうる膜タンパク質の解析を、動物モデルを用いて行いました。そのうちの一つである GPR182 は、長らく機能や結合物質が不明な「オーファン受容体」とみなされていましたが、最近数年の間に、私たちを含め複数のグループから次々とその解析報告がなされました 1〜5)(Le Mercier, et al. Proc Natl Acad Sci U S A. 2021; Torphy, et al. Nat Commun. 2022; Bonnavion, Kawase, et al. Front Pharmacol. 2023; Melgrati, et al. Front Immunol. 2023; Meyrath, et al. bioRxiv. 2024)。これを受けて、2024 年に国際基礎臨床薬理学連合によって、GPR182 は非定型ケモカイン受容体として分類されることとなり、非定型ケモカイン受容体 5Pharmacol Rev. 2024)。地球上の遠く離れた研究者たちとの繋がりを実感し、それぞれの科学的成果を統合することによって受容体分類の枠組みに幾らかのインパクトを与えることができた、というのは非常に印象的な出来事でした。これ以外にもまだ投稿後リバイス中のプロジェクトがいくつかあり、なんとか形にしたいと今現在も鋭意取り組んでおります。また、名古屋大学に帰任後は、ドイツで培った経験を活かして自身の研究を発展させるとともに、後進の育成にも励みたいと思っております。日々の思考 ラボの仕事は、最初 3 ヶ月ほどは毎日わからないことばかりで、心が折れそうになることもしばしばでした。それでもコツコツと真面目に取り組み、周囲とのコミュニケーションを積極的に図ることで、少しずつ皆に信頼してもらえるようになっていきました。誰も自分のことを知らない新しい環境では、これまでの経歴や評価などの飾りは一切無効で、知識、技能、洞察力、問題提起・解決の力、コミュニケーション力、プレゼン力、取り組みの姿勢など、個人の本質283

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