臨床薬理の進歩 No.47
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謝  辞利益相反一部患者で増加していることが確認できた。本研究において CD4+IL-2+ 細胞の割合が CD8+IFN-γ+細胞より高かったことは、拒絶反応の初期段階において CD4+T 細胞が先行的に活性化し、免疫応答を主導していることを示唆すると考えられる。 AUC0-12h 変動の要因をより詳細に解析し、薬物動態および免疫学的指標を複合的に検討することで、小児肝移植患者において TAC の AUC0-12h 変動が大きい症例で拒絶反応が生じやすい傾向が示された。CYP3A5 遺伝子型や年齢に起因する CLの個体差が曝露量の不安定化に関与し、免疫応答の変動を介して早期拒絶リスクを高める可能性がある。これらの結果は、薬物動態および免疫学的指標を組み合わせた肝移植後の早期における個別化投与設計の重要性を示唆している。 本研究を遂行するにあたり研究助成をいただきました臨床薬理研究振興財団に深謝いたします。 本論文のすべての著者は、開示すべき利益相反はない。268肝移植患者における AUC0-12h および免疫応答と拒絶反応の有無との関連、遺伝子多型と CL との関連について検討した。AUC0-12h については、拒絶群と非拒絶群の間で平均値、変動幅、変動係数のいずれにおいても有意差は認められなかったが、AUC0-12h の変動係数が大きい患者では拒絶の発生が多い傾向が見られた。AUC0-12h の安定性は移植後の免疫抑制管理において極めて重要であり、本研究でみられた AUC0-12h の変動係数の増大は、免疫抑制のばらつきによる拒絶リスク上昇を反映している可能性がある。患者およびドナーの CYP3A5遺伝子型の組み合わせによる検討において、患者EM/ ドナー EM 群では比較的高い CL が観察され、患者 PM/ドナー PM 群では低い CL が見られた。ドナーの CYP3A5 遺伝子型も移植後の TAC の薬物動態に影響を与えることが報告されている 10)。 TAC はカルシニューリン阻害により NFAT 経路を阻害し、まず CD4+T 細胞の IL-2 転写を抑える薬であり、TAC 曝露(AUC0-12h や C₀)が不足することで、CD4+IL-2+ が立ち上がりやすく、続いて CD8+IFN-γ+ が増える。小児肝移植患者において IFN-γおよび IL-2 陽性 T 細胞の割合が拒絶群で非拒絶群よりも有意に高いことを示しており、移植後の免疫応答のモニタリングにおける有用性が示唆されている 11)。CD4+IL-2+T 細胞の割合はCD8+IFN-γ+T 細胞の割合と比較すると、拒絶時に

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