臨床薬理の進歩 No.47
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結  果各項目を比較したところ、2 群間で差がある項目は無かった。PPK 解析①ベースモデル 対象者 66 例の TAC 濃度 1661 点を使用し、1-コンパートメントモデルを選択し、残差誤差モデルは絶対誤差モデルを使用した。②共変量モデル ベースモデルに対し、CL に対する共変量はPPI、体重、体重(移植時)、AST、log(AST)、ALT、T-Bil、Alb、Hct、PT-INR、Cre、BUN、AST(移植時)であった。また、Vd に対しては体重が選択された。ただし、AST と PT-INR、Creと WT といった相関性が認められた因子は同時にはモデルに組み込まなかった。③最終モデル ka はフルモデルで推定された値(4.96 h-1)で固定し、これを最終モデルとした。また、最終的なパラメーター構造式を以下に示す。 ここで PPI1、PPI2、PPI3 はそれぞれ OM、ランソプラゾール(LPZ)、エソメプラゾール(ESOM)を表す。④モデルの適格性評価 ブートストラップ法を 1000 回の試行し、各パラメーター推定値の 95%信頼区間に、最終モデルの推定値が含まれていた。また、pvcVPC により最終モデルから予測された濃度の 95%信頼区間は、実測値の範囲とおおむね一致した。CL = θCL × (AST/41)θAST × (T-Bil/0.72)θT-Bil     × (WT_baseline/8.32)θWT_baseline     × (Alb/3)θAlb × e(θPPI 2・(PPI=2))     × e(θPPI3・(PPI=3)) × exp (ηCL)Vd = θVd × (WT/7.68)θWT × exp (ηV)262遺伝子多型解析 患者の全血から、DNA を抽出し、エタノール沈殿を実施した。CYP3A5、CYP2C19、POR およびFoxp3 における遺伝子多型の解析を real-time PCRにより行った。AUC0-12h の算出 各患者の AUC0-12h は、カルテから得られた血中濃度データおよび検査値を用いてベイズ推定法で推定した CL より算出した。なお、CL は結果(1.2.3最終モデル)の CL のパラメーター構造式を用いて算出した。フローサイトメトリー ヘパリン処理全血を用いて CD3、CD4、CD8、CD69、IL-2、IFN-γ抗体にて FACS Celesta で測定。CD4+・CD8+T 細胞中の IL-2+・IFN-γ+細胞の割合を算出。横軸は拒絶日を 0 とし、縦軸はサイトカイン陽性細胞割合を示した。統計解析 解析ソフトは IBM 社の SPSS version.28 を用いた。2 群間の差の検定は連続変数で は Mann-Whitney の U 検定、カテゴリー型変数はχ2 検定により行った。AUC0-12h の Receiver Operatorating Characteristic (ROC)を作成し、Youden Index によりカットオフ値を算出した。カプランマイヤー曲線の差の検定には Log-rank 検定を用いた。後方視的カルテ調査対象患者 調査対象期間内に国立成育医療研究センターにて肝移植を受けた患者で対象患者は 66 例であった。患者背景を表 1に示し、非拒絶群と拒絶群で

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