臨床薬理の進歩 No.47
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方  法小児肝移植後タクロリムス治療のPK/PD/PGxおよび免疫応答に基づく急性拒絶反応発症因子の検討る 5)。また、成人で拒絶反応と関連が報告されての AUC 変動、拒絶反応バイオマーカーおよび(Graft Recipient Weight Ratio:グラフト重量対レ 免疫応答の観点からは、制御性 T 細胞(Treg)特異的遺伝子である Foxp3 の多型や発現量低下が拒絶反応発症と関連していることが報告されていいる Th1 細胞産生性サイトカイン(IL-2、IFN-γ)および Treg 関連マーカー(CD8、CD69)の発現について、小児患者における拒絶反応早期発症との関連を評価することが重要である 6)。 そこで、本研究では後ろ向きカルテ調査で、小児肝移植後における TAC 濃度の母集団薬物動態(PPK)解析を実施し、移植後早期の TAC のAUC 変動と、拒絶反応発症との関係を検討することを目的とした。また、前向き観察研究で、TACTAC 代謝関連遺伝子多型を用いて、血中 TAC 濃度の変動および拒絶反応発症に関わるリスク因子を探索することを目的とした。後方視的カルテ調査対象患者 2018 年 4 月 18 日 か ら 2021 年 11 月 30 日 ま での調査期間において、国立成育医療研究センターにて後方視的観察研究を行った。本研究は、国立成育医療研究センターにおける人を対象とした医学系研究倫理委員会の承認(承認番号:2021-224)および慶應義塾大学薬学部における人を対象とする研究倫理委員会の承認(承認番号:220128-1)を得て行った。カルテ調査項目 患者カルテ情報よりレシピエントの年齢、性別、身長、体重、基礎疾患、グラフトタイプ、GRWRシピエント体重比)、タクロリムスの投与関連情報、併用薬剤(PPI 等)の有無と種類および治療経過等を取得した。また、ドナーの年齢、性別、体重、身長を取得した。臨床検査値として血清クレアチニン(Cre)、尿素窒素(BUN)等を取得した。拒絶反応関連として、肝生検実施の有無、Rejection Activity Index(RAI)、移植後の肝生検実施、拒絶反応の診断、再移植実施の有無を取得した。PPK 解析 解析ソフトは Certara 社の Phoenix® NLME ™ version.8.3 を使用し、非線形混合効果モデリングを行った。推定したパラメーターは吸収速度定数(ka)、クリアランス(CL)、分布容積(Vd)である。コンパートメント数、個体内残差変動は、最も適切なものを選択した。共変量の探索にて、カルテの検査項目等より変量となるかを検討した。モデルの適格性評価より適格性を評価した。また、ブートストラップ法および prediction-and variability-corrected Visual Predictive Check(pvcVPC)( 試行回数:1000 回)による評価も実施した。前方視的観察研究対象患者 2024 年 10 月から 2025 年 10 月までの調査期間において、国立成育医療研究センターにて前方視的観察研究を行った。本研究は、国立成育医療研究センターにおける人を対象とした医学系研究倫理委員会の承認(承認番号:2022-130)および慶應義塾大学薬学部における人を対象とする研究倫理委員会の承認(承認番号:230530-2)を得て行った。カルテ調査項目 後方視的カルテ調査のカルテ調査項目と同項目を取得した。261

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