臨床薬理の進歩 No.47
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(SLC28A3)AA はその予後に与える影響は再現考  察結  語追  記謝  辞利益相反 JPLSG AML-05 コ ホ ー ト に お い て rs2291075(SLCO1B1)TC/TT もしくは rs17343066(SLC28A3)AA を有する患者で EOI-1 の非寛解率が低く、3 年 RFS、3 年 OS が高い結果であり、予後への寄与が示唆された。今後、JPLSG AML-12 コホートを用いて再現性を確認することを計画している。 本研究成果の一部は第 64 回日本小児血液・がん学会学術集会において発表した。 本内容は現在投稿準備中のため、本報告書では詳細の記載を控えております。 本研究を遂行するにあたり、研究助成を賜り ました公益財団法人臨床薬理研究振興財団に心より感謝申し上げます。本研究を始めるにあたりご指導、ご支援をいただきました横浜市立大学病院小児科柴徳生先生、本研究の遂行をご承認いただきました日本小児がん研究グループ AML 委員会、日本小児がん研究グループ研究審査委員会、上武大学林泰秀先生に感謝申し上げます。そして AML-05 研究に登録されたすべての医療機関と患者様に深謝申し上げます。 本研究に関して、筆者に開示すべき COI はありません。258 これまでに予後との相関が示唆される SNPを文献から抽出し、治療が均一である本邦小児AML コ ホ ー ト で あ る JPLSG AML-05 研 究 コホ ー ト 用いて SNP と予後との相関解析を行った。本邦のコホートにおいて再現が確認できたのは 20 の SNP 中、2 つ の み で あ っ た。rs2291075は St. Jude AML02 臨 床 試 験 5) か ら 抽 出 さ れ たSNP である。登録された小児 AML 患者のうち164 名から得られた白血病および / または生殖細 胞 DNA を 用 い て、1,936 の SNP が 解 析 さ れた。 こ の う ち rs2291075 が、EFS と OS に 有 意に関連した。また rs17343066 は St. Jude AML97 臨床試験 3) から抽出された SNP である。登録され た 68 名 の 小 児 AML 患 者 の 白 血 病 DNA を 用いて、遺伝子多型と Ara-CTP の細胞内濃度の関係が解析され、Ara-C の代謝と輸送に関連する14 遺伝子の 108 の SNP から、Ara-CTP の細胞内濃度と相関を認めた 9 の SNP の 1 つである。   一 方 で 再 現 が 確 認 で き た の は 2 つ の み であ っ た と も 言 え る。AML に 対 す る 化 学 療法はアントラサイクリン系抗がん剤とシタラビンから な り、 各 研 究 グ ル ー プ 間 で の 治 療 法 の 差 は それほどないはずではあるが、アントラサイクリン系抗がん剤の種類やシタラビンの細かな投与量は異なっており、それらが結果にも影響している可能性が考えられた。また人種差によっても SNPが与える影響が異なることが考えられた。一方で、rs2291075(SLCO1B1)TC/TT や rs17343066されており、これらの SNP の有無で治療反応性が予測できる可能性が示唆された。本研究の限界として、解析を行ったコホートが 1 つであることが挙げられ、今後、国内の別コホートを用いて再現性の確認が必要である。

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