05050505CICIppppCICICIppCIppCICI急性リンパ性白血病細胞株バンクの薬剤耐性の機序解明とその克服を目指した研究05050505レベルが低下することから(図 7D)、NUTM1-R陽性 ALL では HIKESHI の発現レベルの低下を介して、DNR への良好な感受性が維持されている可 能 性 が 示 唆 さ れ る。 最 後 に、NUTM1-R 陽 性ALL に選択的に効果を示す薬剤の有無について検討した。まず、細胞株 94 株の RNA-seq のデータを用い、oncoPredict にて各細胞株の 361 種類の化合物に対する薬剤感受性を推定した(図 7E)。これらの化合物の中で KOPN32 に対して特に効果的な化合物として AZD7762 に着目した(図 7F)。AZD7762 は DNA 損傷時の細胞周期チェックポイント図 7 ACIN1::NUTM1 陽性細胞株 KOPN32 の薬剤感受性解析(次頁へつづく)(A)診断時または再発時に樹立された細胞株および KOPN32 の各種薬剤に対する IC50 値を示す。上部に診断時または再発時の細胞株間の p 値を示す。検 討 す る こ と で、ACIN1::NUTM1 陽 性 ALL の(A)とその他の BCP-ALL 細胞株の薬剤感受性を比較薬剤感受性の特性を明らかにする。始めに、ALLの治療薬として実臨床で用いられる複数の薬剤に対する感受性を調べたところ、KOPN32 は多くの薬剤に対して抵抗性であったが、DNR と VCR に対しては比較的感受性は良好であった(図 7A)。特に、DNR に対する感受性と HIKESHI の発現レベルは良く相関しており(図 7B)、KOPN32 では HIKESHIの発現レベルは低い(図 7C)。ACIN1::NUTM1 誘導亜株では Aza と Dox の投与により HIKESHI の発現249
元のページ ../index.html#267