ppppp****pp********(E)(F)図 6 ACIN1::NUTM1 による遺伝子発現プロファイルの解析(E)Aza で 7 日間処理し、さらに Dox(+/-)で処理した ACIN1::NUTM1 誘導亜株と親株における HOXA9 と HOXA10 の発現レベルを平均値± SD で示す。上部に p 値を示す。(F)shRNA の発現プラスミド導入後の KOPN32 における HOXA9・HOXA10・ZYG11A・MEIS1 の発現レベルを平均値±SD で示す。Student's t 検定を用いて 2 群間比較を行い、図中に p 値を示す。バーは中央値を示す。以上と臨床検体データの統合解析(論文中に記述 8))より、ACIN1::NUTM1 は KMT2A-R 陽性乳児 ALLにおける KMT2A-R と同様に、HOXA ファミリー遺伝子を直接誘導することで乳児 ALL の発症に関与する可能性が示唆される。ACIN1::NUTM1陽性細胞株 KOPN32 の薬剤感受性解析KMT2A-R 陽性乳児 ALL が予後不良であるのとは対照的に、NUTM1-R 陽性 ALL の予後は比較的良好であるが 9)、この背景にある生物学的機序は不明であった。そこで本研究では KOPN32 細胞株E)F)248ALL で高発現を認める BMI1 や SKIDA1 の発現が誘導されることが示された(図 6D)。一方、HOXA9と HOXA10 の発現誘導は顕著ではなかったが、これは Reh 細胞株ではこれらの遺伝子領域がメチル化されているためであることが、細胞株のメチル化データベースから推定された。そこで、亜株をDNA メチル化阻害薬であるアザシチジン(Aza)で前処理してから Dox 添加により ACIN1::NUTM1を発現させると、HOXA9 と HOXA10 が共に誘導されることが確認された(図 6E)。また、KOPN32 のACIN1::NUTM1 を、shRNA を用いてノックダウンすると、HOXA9 と HOXA10 は低下した(図 6F)。
元のページ ../index.html#266