臨床薬理の進歩 No.47
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図 5 ACIN1::NUTM1 陽性細胞株の同定(A)ACIN1 遺伝子と NUTM1 遺伝子からなる融合遺伝子 ACIN1::NUTM1 の模式図。SAP; SAF-A/B, Acinus and PIAS・RRM1; RNA Recognition Motif 1・RSB; RNSP1-SAP18 binding を示す。(B)KOPN32 と Reh(陰性コントロール)の FISH 解析の結果を示す。通常の NUTM1 遺伝子はオレンジ色に識別されるが、NUTM1 が分離して他の染色体領域に移動すると赤と緑のシグナルが出現する(右)。(C)KOPN32 の転写産物 ACIN1::NUTM1 の結合領域の配列を示す。(D)KOPN32 とその他の代表的な遺伝子転座を持つ細胞株における抗 NUTM1 抗体を用いた Western blot 解析の結果を示す。ようになった近年になって新たに同定された非常に稀なサブグループであり、特に乳児 ALL に特徴的である 7)。ACIN1::NUTM1 はこの NUTM1-R 陽性ALL の中で最多の融合遺伝子であるが、NUTM1-R陽性 ALL 細胞株はこれまでに報告がなかった。ACIN1::NUTM1 は、アポトーシスの際のクロマチン濃縮誘導因子として同定され、後に pre-mRNAスプライシングへの関与も報告された ACIN1 のエクソン 1 〜 4 と、NUT ドメインを有しアセチルトランスフェラーゼのリクルートと活性化に関与する NUTM1 のエクソン 3 〜 8 による融合遺伝子で あ る(図 5A)。 本 研 究 で は KOPN32 由 来 のDNA・mRNA・タンパク質検体を用いて、ゲノム・転写産物・タンパク質レベルで KOPN32にACIN1::NUTM1(C)C)D) (D)246レベルが、それぞれ診断時よりも再発時の検体で有意に高い、または有意に低いことが明らかになった(図 4B、C)。従って、これらの遺伝子の少なくともいくつかは ALL の再発に関与している可能性が示唆される。ACIN1::NUTM1陽性再発乳児白血病由来 BCP-ALL細胞株の同定 以前に遺伝子転座が同定されなかった細胞株について、RNA-seq データを用いて疾患と関連のある融合遺伝子の同定を試みたところ、再発乳児ALL 患 者 由 来 の 細 胞 株 KOPN32 に お い てACIN1::NUTM1 を検出した。NUTM1 rearrangement(NUTM1-R)陽性 ALL は RNA-seq が汎用される(A)A)B)(B)

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