臨床薬理の進歩 No.47
21/342

Final ModelEstimates20.91250.170.2880.0228Estimates27.284.360.7RSE, %14.4FIXFIX31.347.8RSE, %27.621.149.944.88.17Bootstrap results (N = 485/500)Median20.91250.170.2930.021995%CI15.6–28.6FIXFIX0.157–0.5140.000467–0.047923.772.652.90.27–41.50.733–1240.561–24744.733.8–53.6ParameterBase (100/µL)MTT (hr)γEGCSFSlopeIIV, CV% IIV for Base IIV for EGCSF IIV for SlopeResidual variability Proportional error, CV%Base:ベースラインの好中球数 (100/µL)、MTT:平均通過時間、EGCSF :好中球の増殖速度定数および通過速度定数に影響を与える G-CSF 影響因子、CV:変動係数、IIV:個体間変動、RSE:相対標準誤差図 4 GCV トラフ濃度と好中球数の関係文献 10)より引用、一部改変表 3 最終モデルにおける薬力学モデルパラメータ推定値症候性先天性サイトメガロウイルス感染症におけるバルガンシクロビルの PK-PD 解析Shrinkage, %14.318.129.03.757濃度と良好な負の相関を示した(回帰係数β = - 3.57、 p < 0.01)(図 4)。Grade 3 以上の好中球減少に関与する因子の探索 医師主導治験で得られた 23 例のデータを合わせた31 例のうち Grade 3 以上の好中球減少を発症した患者は 23 例(74%)であった。 Grade 3 以上の好中球減少の発症の有無をアウトカムとした単変量ロジスティック回帰分析の結果、PMA(1wk 増加)のみが有意な因子(Odds Ratio=0.725、95% 信 頼 区 間 : 0.501-0.958、p = 0.0457)として抽出された。すなわち、PMA が大きいほどGrade 3 以上の好中球減少を発症するリスクが低下することが示された。PPK-PD 解析 8 例の患者の PK パラメータは今回構築したPPK パラメータを事前情報としベイズ推定により求めた。MTT の推定値が非常に小さな値に収束したため、本研究では MTT の値を既報に基づき、125 h に固定した 6)。また、Slope とγとの間に強い相関が生じ、推定精度が大きく低下したため、γの値についても既報に基づき 0.17 と固定した 6)。また、好中球数の初期値については推定精度を(32 mg/kg/day)は、PMA が 42 wks 以上の正規産表示した。VGCV の添付文書に記載されている用量児には適正である一方で、PMA が小さい早産児では、目標 AUC0–24 40-60 µg *hr/mL を達成するためには、投与量の減量が必要であることが示唆された。血中濃度と好中球減少の関係 G-CSF 製剤投与後 2 日間のデータを除外した上で、トラフ濃度 18 点(患者あたり 0-5 ポイント)を用いて検討したところ、好中球数は GCV トラフ

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る