臨床薬理の進歩 No.47
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追  記謝  辞利益相反高めたりすることはないことが示唆される。NUDT15変異と好中球減少症との有意な関連が示唆されており、GCV/VGCV 療法開始前にこれらの変異の遺伝子検査を行うことは臨床的に有益である可能性がある。少なくとも 1 つの NUDT15 変異 R139Cの頻度は東アジアで西洋諸国より高いと報告されており、東アジア 22.8%、中央・南アジア 13.5%、ラテンアメリカ 12.3%、ヨーロッパ 1.4% である 10)。報告によれば、日本における NUDT15 変異 R139Cの頻度は 10.2% である 11)。高リスクの患者を同定することで、用量調整や厳重なモニタリングなど個別化治療が可能となり、有害事象を軽減できる。 本研究には 3 つの制約がある。第一に、本研究は単一施設の後ろ向き研究であり、患者数が少ないため統計的検定が十分でなく、有害反応の頻度を過小評価している可能性がある。なお NUDT15 R139C のホモ接合体は 1 例のみであった。NUDT15 R139C ホモ接合体はヘテロ接合体より強い骨髄抑制を呈することが報告されているため 5)、ホモ接合体可能性がある。大規模研究により NUDT15 R139C遺伝子型と GCV/VGCV 誘発性骨髄抑制の関連を明らかにする必要がある。第二に、本研究で検討した NUDT15 遺伝子型は SNP 変異のみであり、p.18_V19insGV 変異は調査していない。p.18_V19insGV変異の日本人における頻度は 0.1% と非常に低く 12)、結果に大きな影響はないと推察される。最後に、小児肝移植患者におけるサイトメガロウイルス治療中の好中球減少症とNUDT15(Nucleoside diphosphate–linked moiety X-type motif 15)変異との関連GCV/VGCV 治療は標準用量での投与が推奨されていたが、実際の投与量・投与期間は担当医の裁量で決定されていたため用量や投与期間にばらつきが生じ、研究結果に影響を与えた可能性がある。これらを検証するには、より厳格で標準化されたプロトコールによる前向き研究が必要である。 本研究は NUDT15 の SNP 変異が肝移植後の CMV感染/疾患における GCV/VGCV 誘発性好中球減少症と関連していることを示した。GCV/VGCV治療において NUDT15 変異対立遺伝子を有する患者は、好中球減少を注意深くモニターする必要がある。 本研究は Transplant Infectious Disease 誌に発表した 13)。 本研究の遂行にあたり研究助成を賜りました公益財団法人臨床薬理研究振興財団に心より感謝申し上げます。 本研究に関して開示すべき利益相反はありません。と GCV/VGCV の関連はより臨床的意義がある171

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