考 察p正常群30 例39.4 (7–157)9558 (100-45875) 10.0 (1-50.5)129260 (69836-188684) 23.4 (1-112.5)18.5 (7-35)11.8 (7–28)21.2 (7–35)7 (23.3)28.7 (7–119)変異群10 例51.9 (10–154)0.430.290.5034.4 (14-126)24.5 (14–49)36.9 (14–126)1 (10)0.170.6536.5 (14–126)0.52表 4 抗ウイルス薬の効果治療期間、中央値(範囲)、日治療開始前の CMV 値、中央値(範囲)qPCR (IU/mL)CMV pp65 抗原(陽性細胞数)CMV が検出されなくなるまでの期間、中央値(範囲)、日全体qPCR CMV pp65 抗原治療後の CMV の再検出率、数 (%)再検出後再度 CMV が検出されなくなるまでの期間中央値(範囲)、日される好中球減少症との関連は以前に報告されている 5)。NUDT15 は GCV/VGCV の代謝にも関与するが、NUDT15 と GCV/VGCV の関係に関する研究は限られている。腎移植を受けた患者を対象とした後ろ向き研究では、NUDT15 変異と GCV/VGCV 誘発性好中球減少症との関連が明らかになった 8)。山口らは先天性 CMV 感染症の小児において、GCV/VGCV 投与と NUDT15 変異の関連を報告している 9)。彼らは、NUDT15 R139C のヘテロ接合変異を持つ患者は正常群を持つ患者よりも好中球減少を発症することが多い可能性があると示唆したが、統計的に有意な差は観察されなかった。NUDT15 変異と好中球減少症との有意な関連が認められたにもかかわらず、白血球減少の発症率は両群間で有意な差はみられなかった。これはコルチコステロイドが WBC を上昇させることが関係していたかもしれない。Hb や Plt についても両群間で有意差は認められなかった。同様に、肝毒性や腎毒性の指標にも統計的に有意な差は認められず、NUDT15 変異が肝臓や腎臓の有害反応の発症には影響を与えない可能性を示している。また、重要な点として、NUDT15 変異は GCV/VGCV の治療効果には影響がなかった。両群ともにウイルス量の低下および臨床転帰はほぼ同等であり、これらの遺伝的変異が抗ウイルス薬の有効性を損なったり170VGCV 耐性が疑われる症例は認められなかった。 本 研 究 で は、CMV 疾 患 ま た は 感 染 に 対 し てGCV/VGCV で治療を受けた小児肝移植受容者における NUDT15 変異と造血系および非造血系有害事象との関連を検討した。結果、好中球減少症がNUDT15 変異と有意に関連していることを示した。変異群と正常群の好中球減少症の発症率はそれぞれ60%と 7%であった。この結果から、GCV/VGCV治療中の造血毒性の発現が NUDT15 変異と関連している可能性がある。変異群で好中球減少を呈した患者の割合が有意に高かった一方で、治療前および治療中の平均 WBC および Neut に差がなかったことは一見矛盾するように思えるが、これは変異群に比較的高い WBC および Neut を有する少数の患者が含まれていたことに起因すると考えられる。Neut の割合変化も変異群で正常群より有意に大きく、NUDT15 変異を有する患者が好中球減少症を起こしやすいことをさらに裏付けている。本研究は小児肝移植受容者の CMV 感染に対する GCV/VGCV治療の有害反応と NUDT15 変異との関連を示した初めての報告である。 NUDT15 変異と AZA および 6MP によって誘発
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