臨床薬理の進歩 No.47
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p<0.01)。一方で、GCV/VGCV 治療の前および結  果よび AST、ALT、総ビリルビン(TBil)、クレアチニン(Cre)、CrCL などの検査値は電子カルテから収集した。 統計解析は SPSS version 29.0.0.0(IBM)およびExcel(Microsoft)を用いて行った。2 群間の検査データ比較には t 検定および Pearson のカイ二乗検定を使用し、有意水準を p<0.05 とした。また、GCV/VGCV 投与中の好中球減少非発生(Neut > 1000/µL)を評価するために Kaplan–Meier 曲線を用いて解析した。患者背景  本研究には 40 例が登録された。正常群と変異群の背景及び特徴を表 1に示す。NUDT15 遺伝子変異(R139C ホモ接合 1 例、R139C ヘテロ接合 8 例、R139H ヘテロ接合 1 例)は 40 例中 10 例に認められた。正常群と変異群の平均年齢はそれぞれ 2.2歳および 3.4 歳であった。CMV 疾患のある全患者は原因不明の発熱と CMV pp65 抗原陽性であった。予防目的で GCV/VGCV を投与されている患者はいなかった。95%(38/40)の患者が 1 日 2 回投与の GCV/VGCV レジメンを受けていた。好中球減少を引き起こし得るトリメトプリム−スルファメトキサゾールを服用していたのは正常群で 4 例、変異群で 0 例であった。AZA を投与された患者はいなかった。血球数および Hb の変化 表 2は各群における血球数および Hb の変化をまとめたものである。好中球減少症は変異群の患者で正常群より頻繁に認められた(60 vs 7%、治療中における WBC や Neut については、正常群と変異群の間に統計学的に有意な差は認められな166DNA 核酸抽出、CMV 定量および遺伝子型解析 全血 200 µL からQIAamp DNA Blood Kit(QIAGEN、ドイツ)を用いて DNA を抽出し、50 µL のヌクレアーゼフリー水に溶出した。DNA 試料は解析まで−30 ℃で保存した。 CMV および NUDT15 遺伝子を標的とする定量PCR(qPCR) は QuantStudio™ Real-Time PCRシステム(Applied Biosystems)を用いて実施した。治療中は CMV 定量 PCR あるいは CMV pp65 抗原に基づき血清 CMV レベルを評価した。 NUDT15 R139C(rs116855232) の 遺 伝 子 型解析はCustom TaqMan® SNP Genotyping Assay(ID:C_154823200_10、Life Technologies)を用いて行った。遺伝子型は QuantStudio 3™の X-Y 散布図に示される蛍光色素の発光データを視覚的に判定した。本研究では NUDT15 R139C 変異を、野生型(C/C:野生代謝型)、ヘテロ接合(C/T)、ホモ接合(T/T)の3 分類とした。NUDT15 R139H(rs147390019)およびV18I(rs186364861)の遺伝子型解析もそれぞれのCustom TaqMan®アッセイ(ID:C_162697298_10 および C_181955856_10)を用いて実施した。R139Hおよび V18I 変異も、野生型(G/G:野生代謝型)、ヘテロ接合(G/A)、ホモ接合(A/A)の 3 分類とした。データ収集および統計解析  NUDT15 R139C、R139H、V18I の遺伝子型解析結果に基づき、患者を正常(野生型)群と変異(ヘテロ接合およびホモ接合)群の 2 群に分類した。白血球数(WBC)、好中球数(Neut)、血清ヘモグロビ ン(Hb) 値 お よ び 血 小 板 数(Plt) の 変 化 をGCV/VGCV 投 与 前 お よ び 投 与 中 に 解 析 し た。GCV または VGCV による白血球減少、好中球減少、重度好中球減少、貧血および血小板減少はそれぞれWBC < 3000/µL、Neut < 1000/µL、Neut < 500/µL、血清 Hb < 10 g/dL、Plt < 100 × 103/µL と定義した。年齢、性別、原疾患などの臨床パラメータお

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