臨床薬理の進歩 No.47
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GeneAllele*4,*5,*6,*7,*9421C >A*2*2,*3*2,*3,*17*16*3*6,*60,*93*2,*3,*4,*5,*9,*10,*14,*18,*21,*36(*10C),*41,*49*2*2/ *3*5,*15/ *17334T >G*5,*6,*7CYP2B6ABCG2/BCRPALDH2CYP2C9CYP2C19CYP3A4CYP3A5UGT1A1CYP2D6VKORC1NUDT15SLCO1B1SLCO1B3NAT2表 1 PGx パネルに含まれる 14 遺伝子156範囲内に維持するため薬物血中濃度モニタリング (TDM) に基づく投与量調節が必須である。TAC の体内動態の変動要因として、代謝酵素 CYP3A5 の遺伝子多型やアゾール系抗真菌薬(ボリコナゾール:VRCZ、イトラコナゾール:ITCZ)による CYP3A代謝阻害が挙げられる。また、VRCZ の代謝はCYP2C19 多型に影響を受けることが知られている。臨床現場では副作用、吸収不良、標的とする真菌種の差異などを理由とする抗真菌薬の切り替えがしばしば行われる。そのため、複数の抗真菌薬とTAC の併用を考慮した母集団薬物動態モデルが求められる。 本研究では PGx パネル検査の臨床的有用性を明らかにすることを目的として、① PGx パネル検査の情報に基づいた処方設計への応用可能性を評価するとともに、② PGx パネル検査により得られる複数の PGx 情報やアゾール系抗真菌薬によるTAC の代謝阻害を組み込むことによる薬物動態解析モデルの予測性改善効果を検討した。方  法PGx パネル検査の情報に基づいた処方設計への応用可能性評価 本研究は、肺・肝臓・造血幹細胞移植患者を対象とした単一施設の後ろ向きコホート研究である。2000 年 12 月〜 2024 年 5 月の間に京都大学医学部附属病院で肺移植、肝移植、造血幹細胞移植を受けた患者で、遺伝子型判定に使用可能な全血検体がある患者を対象とした。各参加者からは書面によるインフォームドコンセントを得た。本研究はヘルシンキ宣言に則って実施し、京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院 医の倫理委員会の承認のもと行った (No.R3667-2) 。対象患者の全血サンプルより DNA を抽出し、既報の条件に従ってMassARRAY® system (Agena Bioscience、San Diego、CA、USA) を用いて PGx パネル検査を実施した 3)(表 1)。Clinical Pharmacogenetics Implementation Consortium (CPIC) において、遺伝子-薬物相互作用のため処方の変更が推奨されるとして記載される薬剤を「Actionable」と定義し 4)、Actionable 医薬品を処方された患者数を調査した。本研究では、データ分析を以下の手順で実施した。まず、対象患者に処方された医薬品の情報を電子カルテから抽出した。次に、これらの薬剤の中から Actionable医薬品を特定し、各 Actionable 医薬品に関連する薬理遺伝子の数を調査した。最後に、対象患者をそれぞれの処方に対応する薬理遺伝子の数ごとに分類し、その分布を明らかにした。加えて、処方頻度の高い Actionable 医薬品や、対応する薬理遺伝子についても調査した。薬物間相互作用における複数の PGx の影響を記述するための母集団薬物動態解析 試験に参加した患者のうち、肺移植患者 34 例を対象として TAC、ITCZ、VRCZ の母集団薬物動態

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