*1 Matsuzawa Yu *2 sanada shusuke *3 OshiMa kanau *4 ikOMa MOeka *5 YaMaguchi JunJi *6 katO Yuki *7 YaMaMOtO kurara *8 YaMaMOtO kOhei *9 Ohashi kenichi *10 MOrikawa rYO *11 FuJii satOru *12 neMOtO YasuhirO *13 OkaMOtO rYuichi *14 kakinuMa sei はじめに要 旨東京科学大学大学院医歯学総合研究科 疾患生理機能解析学分野 同 上 同 上 同 上 同 上東京科学大学大学院医歯学総合研究科 人体病理学分野 同 上 同 上 同 上東京科学大学大学院医歯学総合研究科 消化器病態学分野 同 上 同 上 同 上東京科学大学大学院医歯学総合研究科 疾患生理機能解析学分野目的 日本人のクローン病患者において小腸パネート細胞の異常が認められるか検討した。方法 東京科学大学病院に通院するクローン病および非クローン病症例を解析した。回腸末端部の生検組織から作製された病理標本を解析し、小腸陰窩に存在するパネート細胞と杯細胞を計数すると共に、パネート細胞内の分泌顆粒の形態学的観察と小腸陰窩の上皮細胞死を解析した。さらにこれら患者由来の小腸オルガノイドを用いて、これらの結果を検討した。結果 クローン病群では非クローン病群と比べて小腸パネート細胞数の減少と分泌顆粒異常を呈し、陰窩における上皮細胞死が亢進していた。これらの結果は、患者由来の小腸オルガノイドを用いた解析でも再現された。結論 日本人クローン病患者においてもパネート細胞異常が確認され、有用なバイオマーカーとなる可能性が示された。患者由来オルガノイドはパネート細胞異常の機構を解析する上で有用であった。(inflammatory bowel disease:IBD)の 1 つであり、近年の報告では日本国内で少なくとも 7 万人の患者が存在し、その多くが若年者であるとされている。クローン病には抗 TNFα抗体製剤などいくつかの治療法があるものの、再燃と寛解を繰り返す症例も少なくなく、最終的に腸管切除術が必要となることも多く 2)、また有用なバイオマーカーも限られている。一方、潰瘍性大腸炎は IBD のもう 1 つのKey words:クローン病、パネート細胞、分泌顆粒、細胞死、腸管オルガノイド日本人のクローン病患者におけるパネート細胞異常の解析Investigating Paneth cell abnormalities in Japanese Crohn’s disease patients143松沢 優*1 真田 柊介*2 大嶋 奏羽*3 生駒 萌香*4 山口 純司*5加藤 祐己*6 山本 くらら*7 山本 浩平*8 大橋 健一*9 森川 亮*10藤井 悟*11 根本 泰宏*12 岡本 隆一*13 柿沼 晴*14 クローン病(Crohn’s disease)は炎症性腸疾患回腸末端を好発部位として消化管のあらゆる部位に潰瘍や線維化などの病変を生じる難治性疾患である。その患者数はアジア諸国でも急増しており 1)、
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