臨床薬理の進歩 No.47
107/342

ytisnetnIytisnetnIytisnetnIytisnetnI0実臨床におけるCYP2D6活性予測バイオマーカーの有用性評価1.1e51.0e59.0e48.0e47.0e46.0e45.0e44.0e43.0e42.0e41.0e40.0e04.53.04.54.03.5Time, min1.5e51.4e51.3e51.2e51.1e51.0e59.0e48.0e47.0e46.0e45.0e44.0e43.0e42.0e41.0e40.0e03.04.03.5Time, min9000800070006000500040003000200010003.04.54.03.5Time, min9e68e67e66e65e64e63e62e61e60e03.04.54.03.5Time, min結  果図 3 各測定対象化合物のクロマトグラム研究協力者血漿を測定した 1 例を示す。60 µL 加えて混合後、遠心分離した上清 1 µL をLC-MS/MS 分析に付した。 LC-MS/MS 分析および解析は、前頁で使用した装置を用いた。分析カラムには InertSustain C18 HP column(2.1 mm i.d. × 150 mm, 3 µm; GL Sciences、Tokyo)を用い、移動相 A には 0.1% ギ酸を含む水を、移動相 B にはアセトニトリルを用いてグラジエント条件で分析を行った。カラムオーブンは 50 ℃に設定し、流速は 1.2 mL/min とした。設定した MS/MSパラメーターは表 2に示す。各検量線サンプルおよび QC サンプルを使用して、FDA の Bioanalytical Method Validation Guidance for Industry を参考に分析法バリデーション試験を行った。 前述の研究協力者 94 名のうち、TAM を継続的に服用している乳がん患者 42 名由来の血漿検体を使用して、上述の方法で血中 TAM および TAM代謝物濃度を定量した。統計解析 各研究協力者の血中 CYP2D6 バイオマーカー量と CYP2D6 遺伝子多型の相関を評価した。また、TAM を継続的に服用する研究協力者由来の検体では、血中 TAM 濃度との関連も解析した。なお、SND が定量下限以下の検体における SND および4-OHSND の濃度はそれぞれ 0.01 ng/mL、0.3 ng/mL とし、SND のピーク面積値が 1000 以下の場合は 1000 として各比率を算出して解析した。統計解析には、GraphPad Prism 9(Dotmatics、MA、USA)を用いた。Shapiro-Wilk 検定により正規性が認められないことを確認のうえ、Kruskal-Wallis 検定を行った。 SND を出発原料とした、セレン酸化による 4-OHSNDの合成に成功した。一方、4-OHSND を出発原料とした SSDA の合成は、検討したいずれの条件においても反応が進行せず、目的化合物の合成は成功しなかった。 構築した LC-MS/MS による CYP2D6 活性予測バ イ オ マ ー カ ー 測 定 系 で は、SND、4-OHSND、や SND に対する 4-OHSND および SSDA 量の比91図 3 各測定対象化合物のクロマトグラム研究協力者血漿を測定した 1 例を示す。

元のページ  ../index.html#107

このブックを見る