10.69010.251110.063110.10310.1250.3400.0180.4870.744*カルベジロール換算; †エナラプリル換算. AST:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、ALT:アラニンアミノトランスフェラーゼ、Ccr:クレアチニンクリアランス、BNP:脳性ナトリウム利尿ペプチド、ACEI:アンギオテンシン変換酵素阻害薬、ARB:アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬、ARNI:アンギオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬、MRA:ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬、SGLT:ナトリウム・グルコース共役輸送体、CRT-P:両心室ペースメーカ、CRT-D:,両心室ペーシング機能付き植込み型除細動器。文献 11)より引用、改変。ヘモグロビン低値(n=19)p値66.6 ± 13.258.1 ± 12.048.5 ± 18.026.6 ± 10.90.2740.1350.5370.2317.4 ± 3.724.5 ± 8.515.8 ± 6.82.1 ± 0.42.8 ± 1.60.7140.1490.0860.1010.96219 (100)13.4 ± 6.319 (94.7)7.2 ± 6.31 (5.3)18 (94.7)2 (10.5)14 (73.7)2 (10.5)11 (57.9)10 (52.6)17 (89.5)1 (5.3)6 (35.3)0 (0)11 (57.9)全患者(n=38)68.9 ± 12.861.2 ± 12.948.8 ± 13.924.3 ± 10.58.0 ± 4.826.6 ± 8.817.9 ± 7.52.0 ± 0.402.8 ± 1.538 (100)13.5 ± 8.438 (94.7)7.8 ± 5.72 (5.3)36 (94.7)10 (26.3)29 (76.3)3 (7.9)17 (44.8)20 (52.6)29 (76.3)5 (13.2)6 (17.6)2 (5.3)21 (55.3)表1の続き超音波検査値 左室拡張末期径, mm 左室収縮末期径, mm 左房径, mm 左室駆出率, %カテーテル検査値 平均右房圧, mmHg 平均肺動脈圧, mmHg 肺動脈楔入圧, mmHg 心係数, L/minute/m2 肺血管抵抗, wood units内服 β遮断薬, 名(%) β遮断薬内服量, mg/日* ACEI/ARB, 名(%) ACEI/ARB内服量 mg/日† ARNI, 名(%) MRA, 名(%) SGLT2阻害薬, 名(%) 利尿薬, 名(%) ジギタリス製剤, 名(%) ピモベンダン, 名(%) 抗不整脈薬, 名(%) 抗凝固薬, 名(%) 抗血小板薬, 名(%) 鉄剤, 名(%) CRT-P, 名(%) CRT-D, 名(%)鉄代謝 38名のうち36名は鉄代謝のパラメータが利用可能であった。トランスフェリン飽和度とフェリチンの分布を図1Bおよび図1Cに示す。トランスフェリン飽和度で最も多いのは15~20%で、中央値は21.2%であった。フェリチンは、100 ng/mL未満が18名(50.0%)であり、中央値は102 ng/mLであった。表1に示すように、ヘモグロビン低値群ではヘモグロビン高値群と比べて血清鉄が低くトランスフェリン飽和度も低かった(18.1±7.1 vs 心臓移植待機中の重症心不全患者においてヘモグロビンは心不全入院の予測因子となるヘモグロビン高値(n=19)71.2 ± 12.264.3 ± 13.249.0 ± 8.522.0 ± 9.98.5 ± 5.828.6 ± 8.920.0 ± 7.71.9 ± 0.42.8 ± 1.319 (100)13.6 ± 10.319 (94.7)8.4 ± 5.01 (5.3)18 (94.7)8 (42.1)15 (79.0)1 (5.3)6 (31.6)10 (52.6)12 (63.2)4 (21.1)0 (0)2 (10.5)10 (52.6)(62.9±31.2 vs 90.9±30.7 μg/dL、p=0.003)、27.2±10.0%、p=0.003)。フェリチンは両群で有意差がなかった(174.8±254.1 vs 118.8±90.7 ng/mL、 p=0.800)。経口鉄剤を内服している患者はヘモグロビン低値群のみに存在し、静注鉄剤を使用している患者はいなかった。鉄欠乏の定義を満たした24名(66.7%)のうち(表1)、18名(75.0%)は絶対的鉄欠乏で、6名(25.0%)は機能的鉄欠乏であった。それぞれのヘモグロビン値における鉄欠乏の割合を図1Dに示す。鉄欠乏はヘモグロビン低値群のうち14名(73.7%)に存在し、ヘモグロビン高値群のうち10名(58.8%)に存在して51
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