16161✚1071×107foytilibaborPavvBruSafvovyrtuilSibfaoboytriPlibaborPecnecsenmuoB+HDAC阻+害H剤DAC阻害剤lavivruSnmeucsoenBmuoB存生胞細4FN11(+)株DA3頭蓋内移植モデルSLFN11過S剰LF発N現11過剰発現SLFN11(−SL)株FN11(−株SLFN11(5✚1065×106−未SL)治株FN療11(−株SLFN11(−SL)株FN11(−株シスプラチシンス投プ与ラチン投与シスプラチシンス投プ与ラチン投与未治療1248株15)821000055liil123412455ililiB)500D0ili)B00 5005✚1065×1065✚1065×106000010(%)001000010(%)100505020252025400000(%)100図4 CHK1阻害剤によるSLFN11(−)髄芽腫同所性xenograftへの治療効果Mean±SD、n=3、unpaired t-test5020101520252530152025152025303540303540DaysDaysDaysDaysDaysDaysCisplatinCisplatin + PrexasertibCisplatinCisplatin + Prexasertibへの感受性が高いことを示した(図3D)。 公開データベースの解析、および患者由来細胞株を用いた機能的解析からはSLFN11(−)髄芽腫はシスプラチンを含むDNA傷害剤に耐性を有し予後不良であることが示されたため、次にこの予後不良群を標的とした新規標的治療の開発を目指すこととした。まず上述のHDAC阻害剤Entinostatは血液脳関門を透過するとされているため、ヌードマウス同所性xenograftモデルに投与したが、in vivoにおいてはSLFN11(−)髄芽腫のSLFN11発現を誘導することができず、有意な予後の改善は得られなかった。 別のDNA損傷応答経路を利用した標的治療が必要と考えられ、網羅的ドラッグスクリーニングを行った。SLFN11低発現の髄芽腫細胞株D556を376種類の化合物に曝露し、シスプラチン感受性を上げる併用薬の探索を行ったところ、ATR阻害剤Elimusertib、CHK1阻害剤Prexasertib、およびHSP90阻害剤radicicolが2.5−10 nMという低濃度からシスプラチン感受性を上げることが示唆された。この現象を確認するため、SLFN11(+)株、SLFN11(−)株を含む複数の細胞株で、カンプトテシン、エトポシド、チオテパ、4HPCの4種類のDNA傷害剤に対する反応を調べ、Elimusertib、CisplatinCisplatin + PrexasertibCisplatinCisplatin + Prexasertib−)株1SLFN11強制発現株チン(µM)チン(µM)28.2±11.428.2±11.4シスプラチン(µM)シスプラチン(µM)頭蓋内移植モデル34ことに、WNT群を除いた症例をSLFN11高発現、中発現、低発現の 3群に分けた場合でも、順に予後良好であり(図2、Log-rank、p<0.0023)、SLFN11はWNT群の分子マーカーであるだけでなく、髄芽腫全体において予後予測因子となることが35示唆された。 次に髄芽腫細胞株を用いてSLFN11発現およびシスプラチンに対する感受性を検証したところ、SLFN11を発現するDAOY髄芽腫細胞株(SLFN11(+)株)で SLFN11 をノックアウトすると、シスプラチンに対する感受性が低下した(図3A)。反対に、SLFN11を発現しないD425髄芽腫細胞株 (SLFN11(−)株)でSLFN11を過剰発現させるとシスプラチンに対する感受性は上昇した(図3B)。同様の現象は、髄芽腫治療レジメンに使われる他のDNA傷害剤イリノテカン(SN-38)、エトポシド、チオテパ、4HPCでも確認された。 さらにSLFN11の発現はプロモーター領域の中でも特定のDNAメチル化と逆相関しており、SLFN11(−)株に HDAC 阻害剤を投与するとSLFN11発現を上昇させ(図3C)、シスプラチンとの相乗効果を示すことを示した。また、マウス頭蓋内移植モデルにおいても、SLFN11 過剰発現細胞株では SLFN11(−)株と比べてシスプラチン
元のページ ../index.html#48