臨床薬理の進歩 No.46
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ラボでの生活と研究内容写真3 モニュメントバレー 家族と写真4 ラボの外観ミシガン大学留学報告を満喫しました。また、休暇には遠くまで車で旅行に出かけ、国立公園を家族で楽しみました。なかでもモニュメントバレーの雄大な景色は忘れられません(写真3)。 ラボには私とラボマネージャーを含めて9人おり、そこにミシガン大学の学生が実験の手伝いに出入りしていました(写真4)。ラボマネージャーのPhilは車のトラブルなど日常生活の相談もできる頼れる男でした。他愛もない話をしていると、私の指導に当たってくれていたElizaなどほかのラボメンバーがそれぞれのアドバイスをしてくれる、とてもアットホームなラボでした。しかしながら困ったのは英会話でした。日常会話であれば、わからなくてもやり過ごせばよいのですが、毎週月曜朝9時から始まるラボミーティングでは、思うようにコミュニケーションがとれず、ラボメンバーには本当に迷惑をかけたと思います。困ったのは言えないことではなく、聞き取れないことです。何を言われたのかわからないのでは喋りようがありません。これは本当にストレスでしたが、自分の能力のなさを嘆いても仕方がないので、開き直るしかありません。とにかくわからなくても食い下がり、それでも155

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