ミシガン大学とアナーバー写真2 The Big House写真1 ミシガンの冬ミシガン大学留学報告金銭的にきついだろう、日本人補習校に子供を週末には行かせたい、安全なところがよい、といくつか考えていた基準もクリアしましたので、早速アプライしたところ、ボスのDavid Fox博士から留学の許可をいただくことができました。 ミシガン大学はデトロイトから車で30分ほどのアナーバーを拠点に構えており、町の中心にはミシガン大学病院や研究施設が立ち並び、ロースクールやビジネススクールも有名なため、世界各地から留学生が来ています。また、自動車メーカーなどの駐在の方も多く日本人がたくさんいる町です。町中の治安はとてもよく、夜中に一人で歩いていても危険を感じることはありませんでした。北海道の室蘭と同じくらいの北緯で、東京から来た私には冬の寒さが厳しく、−20℃くらいになり近所の池が凍りつくこともしばしばでした(写真1)。春になると、とても清々しい気候で、歴史的な建築や広場には、ミシガン大学生があちらこちらでくつろいでいます。ヒューロン川でカヤックで遊んだり、ダウンタウンでは休日のランチを屋外で楽しむ人々で溢れます。1年のうちで最も盛り上がるのは、カレッジフットボールの試合です。試合の日には、アナーバーの中心にあるアメリカで最も大きなフットボールスタジアムであるThe Big Houseに10万人が集まり、大いに盛り上がります(写真2)。また、車で30分ほどのノバイには、土曜日に日本人補習校があり、子供たちに日本の文化や日本語も忘れてほしくないと思っていた私にはちょうどいいロケーションでした。このように安全で、過ごしやすい環境がそろっていたことから、私を含め家族連れの留学生が多かったのだと思います。153
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