臨床薬理の進歩 No.46
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シンシナティでの生活写真1 アパートでのハロウィンイベント暮らしをしていました。この暮らしは娘には耐えられなかったと思われるため、別々に渡米するという戦略は結果的には良かったのかもしれません(ただ、妻は娘と2人で渡米する必要があり非常に大変であったため、一長一短あると思われます)。 また、渡米前に効力が1年ある国際運転免許証を取得しましたが、オハイオ州では1ヵ月以内にアメリカでの免許証を取得する必要がありました。米国では州によって免許取得の条件が異なるようですが、オハイオ州では技能講習もペーパーテストもなく、視力検査のみであり運が良かったです。車は渡米前にJapan Auto Servicesを介して手配し、アパートも仲介業者にやり取りを依頼しましたが、電気やインターネット、車の登録等は自分でする必要があり、語学力の低さに苦しんだのを今でも覚えております。 シンシナティはオハイオ州の中では一番南に位置していますが、緯度は秋田県くらいのため冬は非常に寒い時もあります(渡米時は3月後半でも0℃付近でした)。特に変動が激しいのが特徴で、winter stormで−20℃に達したかと思えば、その1週間後には20℃くらいまで上昇するということもありました。日本のようにじめじめはしていないのですが、乾燥しているうえ、夏は日差しが非常に強かったです。 CCHMCはシンシナティのダウンタウンから車で10分くらいに位置していますが、病院周辺はあまり治安が良くないようです。そのため、多くの日本人はそこから車で20〜30分くらい離れたBlue AshやMontgomeryという地域に住んでいました。私たちもMontgomeryにあるHarpers pointというアパートメントを借りましたが、日本とは異なり敷地がとにかく広いうえ、景観も美しく、クラブハウスやバー、プール、ジムなども併設されていました。ハロウィンやクリスマスなどはアパートの住民を対象としたイベントも多数開催され、家族で参加して楽しむことができました(写真1)。また、近くには146

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