臨床薬理の進歩 No.45
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合割るめ占に胞細B+91DC合割るめ占に胞細B+91DC合割るめ占に胞細B+91DC合割るめ占に胞細B+91DC合割るめ占に球パンリ全%合割るめ占に胞細T+8DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+8DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+4DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+4DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+8DCーリモメ合割るめ占に胞細T+8DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+4DCーリモメ%合割るめ占に胞細T+4DCーリモメA)()(00)()(*00)()%(00)(0*)(0****%%%%%))((((()))09630000 寛解群: CD8+ Temn.s80604020治療前 治療後治療前 治療後再燃群: CD8+ Tem細胞80604020治療前 治療後治療前 治療後寛解群: メモリーB細胞80604020治療前 治療後治療前 治療後考  察図 2 多発性筋炎患者 / 皮膚筋炎患者への免疫抑制療法前後における寛解群と再燃群との免疫細胞サブセットの割合の変化BA:T 細胞サブセットのセントラルメモリー C4+ T 細胞、エフェクターメモリー CD4+ T 細胞、セントラルメモリー C8+ T 細胞、エフェクターメモリー CD8+ T 細胞のメモリー細胞に占める割合の治療前後での推移。寛解群(16 例)、再燃群(4 例)。有意差検定は Wilcoxon signed-rank test が用いられた。*:p<0.05、n.s: not significant。両細胞プロファイルを治療抵抗性因子(予後不良因子)として利用可能と考える。今後 PM/DM 患者を治療する際、治療前に両細胞のいずれかの割合が高い PM/DM 患者は、再燃しやすいことを念頭に、PSL 漸減過程での免疫抑制剤の早期導入や2 剤併用で、十分な免疫抑制療法を行うことが推奨される。 また、患者個々の治療前後の免疫細胞プロファイルの推移に寛解群と再燃群とで差異を認めた免疫サブセットが存在したことから、PM/DM 患者の治療過程で定期的(6 〜 12 ヶ月に 1 回程度)に免疫細胞プロファイル解析を行うことで再燃を未然に防げると考える。治療前と比較して、治療後にCD4+ Tem 細胞、CD8+ Tem 細胞の割合が増加してこない患者や、古典的単球の割合が増加してくる患者は、その時点で免疫抑制剤の変更や 2 剤目の追加を行って再燃を未然に防ぐことで、不必要なPSL の増量を回避できると考える。 B 細胞の解析において、寛解群の治療前後において、全 B 細胞、移行 B 細胞、ナイーブ B 細胞、66 本研究課題では、当院当科に入院した初発の、または再燃・再発した(治療抵抗例)PM/DM 患者の治療前後の PBMC プロファイル(免疫フェノタイプ)をフローサイトメトリーで解析・追跡し、治療経過と照らし合わせた。その結果、免疫抑制療法が奏効し寛解した群と免疫抑制療法に抵抗性を示し再燃した群とでは、治療開始前の免疫細胞プロファイルにおいて、unswitched メモリー B 細胞と活性化ミエロイド樹状細胞の割合が寛解群より再燃群で有意に増加していた。また、治療前後における患者個々の免疫細胞サブセットの推移の解析では、治療後に、寛解群で CD4+ Tem 細胞、CD8+ Tem 細胞の割合の有意な増加、再燃群で古典的単球の割合の有意な増加を認めた。 再燃群(将来的に PM/DM の病態が再燃する群)において、治療前の免疫細胞プロファイル解析において unswitched メモリー B 細胞と活性化ミエロイド樹状細胞の有意な増加を認めたことは、この寛解群: CD4+ Tem細胞寛解群: CD8+ Tcm細胞5040302010治療前 治療後再燃群: CD4+ Tem細胞再燃群: CD8+ Tcm細胞5040302010治療前 治療後寛解群: ナイーブB細胞寛解群: 移行B細胞10080604020治療前 治療後寛解群:形質芽球5040302010治療前 治療後寛解群: CD4+ Tcm細胞100n.s508040603040202010治療前 治療後再燃群: CD4+ Tcm細胞100508040603040202010治療前 治療後寛解群:B細胞*15501240302010治療前 治療後

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