臨床薬理の進歩 No.45
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G ≧ 2none, G 1G ≧ 2G ≧ 2none, G 1none, G 1ytivitisneSnm6()Lm/gn()nm0editpep-C∆)Lm/gn(editpep-CecneaverP8*)%(l0)%(00i-i)%(00 ytivitisneSDM (-)2.0DM (+)1.51.00.50.0AUC: 0.88595% CI: 0.74 – 1.00p = 0.0064cut-off value 0.4010080604020**6.04.02.00.01008060402020100 - Specificity (%)1008060402040600801004020100 - Specificity (%)80060100B C-peptideE ∆C-peptide と  高血糖発現図 4 高血糖発現の予測マーカーの検討(A)高血糖発現なし、もしくは grade 1 の患者群(none, G1)および、grade 2 以上の発現患者群 (G≧2)における糖尿病既往歴の比較。(B)治療開始前の血中 C-peptide(ng/mL)と高血糖発現の比較。(C)Grade 2 以上の高血糖発現の予測指標としての C-peptide の評価(cut-off 値 0.40 ng/mL、感度 100.0%、特異度 75.0%、p = 0.0064)。(D)グルカゴン負荷試験によって算出されたΔC-peptide(6 min - 0 min)(ng/mL)と高血糖発現の比較。(E)Grade 2 以上の高血糖発現の予測指標としてのΔC-peptide(6 min - 0 min)の評価(cut-off 値 1.03 ng/mL、感度 100.0%、特異度 91.7%、p = 0.0032)。統計解析は(A)Fisher’s exact test、(B、D)Mann-Whitney test、(C、E)ROC 解析を実施した。Cut-off 値は youden index 法を用いて算出した。図中のバーは平均、ひげは標準誤差を示す。*:p < 0.05、 **:p < 0.01高血糖リスク因子の探索 高血糖発現患者のリスク因子の探索のため、治療介入を要する grade 2 以上の高血糖を発現した患者6 名(grade 2 以上群)と、発現なしもしくは grade 1 の患者 16 名(none, grade 1 群)における比較を実施した。これら 2 群において、年齢、性別、体重、BMI、過去 6 ヶ月の体重減少率に差はなかった。一方で、糖尿病の有病率は grade 2 以上の高血糖A 糖尿病既往歴D ∆C-peptideC C-peptide と  高血糖発現**AUC: 0.96795% CI: 0.89 – 1.00p = 0.0032cut-off value 1.03を発現した患者群に多く存在した(図 4A)。内因性基礎インスリン分泌機能を評価するため、アナモレリン開始時の C-peptide(CPR)を測定した。結果、grade 2 以上の高血糖発現患者は血中 CPR が有意に低かった(CPR 中央値、none, grade 1:0.67 ng/mL、grade 2 以上:0.29 ng/mL、p = 0.0043)(図 4B)。またROC 解析の結果から、CPR の grade 2 以上の高血糖発現の予測能は、AUC 0.885、感度 100.0%、特異度

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