臨床薬理の進歩 No.45
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illiii11AABB f(2VMBhn)netorpgµsevenosserpxenetorP/lom度強ルナグシ分画膜胞細織組盤胎スウマ度強ルナグシ分画膜胞細織組盤胎スウマ度強ルナグシ分画膜胞細胞細oWeB度強ルナグシ分画膜胞細胞細oWeBNa+/K+ ATPaseEAAT1/SLC1A3BCRP/ABCG24F2hc/SLC3A2TfR1/ TFRCRFC1/SLC19A1101001000細胞膜画分及び細胞外小胞について、網羅的プロテオミクスによる輸送体の同定及び相対的な発現レベルの比較解析を行った。輸送体 60 分子については、BeWo 細胞の細胞膜画分及び細胞外小胞の両方に発現し(図 4)、両画分における輸送体の発現レベルには正の相関が示された(図 6A)。その中には、胎盤関門において薬物の胎児移行性に寄与することが報告されている LAT1/SLC7A5 や薬物排出輸送体 BCRP/ABCG2 が含まれていた。さらにマウス胎盤組織由来の細胞膜画分及び血漿由来の細胞2.5:11,000GLUT1/SLC2A1CD147/ BSG100BGT1/SLC6A12MDR1/ABCB110CAT1/SLC7A1MCT1/SLC16A1CD144/CDH50.1MRP4/ABCC40.010.010.1Protein expression levels in hBMV1(fmol /µg protein)60分子r=0.9060分子r=0.9012分子r=0.7512分子r=0.75シグナル強度細胞外小胞画分BeWo 細胞シグナル強度細胞外小胞画分BeWo 細胞シグナル強度細胞外小胞画分妊娠マウス血漿シグナル強度細胞外小胞画分妊娠マウス血漿図 5 単離ヒト脳微小血管(2 例:hBMV1 と hBMV2)における輸送体タンパク質発現アトラス各輸送体発現量の各データは、文献 9)から引用した。各ポイントは、各分子について 3-5 transitions を用いて算出した定量値の平均を示す。1:1 は、発現量が同じ及び、1:2.5、2.5:1 は、2.5 倍以内であることを示す。図 6 胎盤由来の細胞膜 ― 細胞外小胞間における輸送体タンパク質発現レベルの相関性(A)BeWo 細胞由来の細胞膜画分 ― 細胞外小胞間の比較、(B)マウス胎盤組織由来の細胞膜画分 ― 血漿由来の細胞外小胞間の比較。各ポイントは、各輸送体タンパク質を示す。138を比較した結果、CD147/BSG と MCT1/SLC16A1を除く 12 分子において、両者の定量値が 2.5 倍の範囲内で一致した。ヒト脳微小血管における輸送体タンパク質の発現プロファイルは、絶対発現量の観点から標準化が可能であることが示唆された。胎盤由来の細胞膜 ― 細胞外小胞間における輸送体タンパク質発現レベルの相関性 BeWo 細胞由来の細胞膜画分及び細胞外小胞と、マウス胎盤組織及び血漿からそれぞれ精製した1:11: 2.5

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