臨床薬理の進歩 No.43
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さいごに写真4 指導医のMichael Gatzoulis教授(右から3人目)とGerhard-Paul Diller先生(右から4人目)とともにさせていただき、現在進行形でdataをまとめているところです。これまでに妊娠高血圧に対して欧米で使用されているアテノロールやプロプラノロールについては胎児発育不全や低血糖と関連があるという報告がありますが、今回は重症心不全患者に多く使用されるカルベジロールを中心に研究を行い、新生児低血糖は見られる傾向にあるものの、出生後すぐにブドウ糖を投与することで重篤な状態に陥った児はいませんでした。今後のガイドラインの改定に寄与するような重要なdataだと思いますので、きちんと報告したいと考え、鋭意進めているところです。 Covid-19パンデミックの影響で予定より留学期間が短くなってしまい大変残念ではありましたが、臨床薬理研究振興財団の多大なるご支援・ご高配のお陰で充実した留学生活を送ることができました。ご推薦くださいました自治医科大学薬理学講座臨床薬理学部門の藤村 昭夫名誉教授にも、この場を借りて改めて厚く御礼申し上げます。今回の留学をご支援くださった自治医科大学こども医療センター小児・先天性心疾患外科の河田政明先生、同薬理学講座臨床薬理学部門の今井靖先生、そして私を快く留学に送り出してくださった同内科学講座循環器内科部門の苅尾七臣先生をはじめ、ACHDセンター長の甲谷友幸先生、スタッフの先生方、またRBHの指導医であるMichael Gatzoulis教授(写真4/右から3人目)、研究の指導医であるUniversity Hospital Muenster のGerhard-Paul Diller先生(写真4/右から4人目)にも、改めて感謝申し上げます。さらに、特殊な状況下で突然のお願いを受け入れてくださった東京女子医科大学病院循環器小児・成人先天性心疾患科の稲井慶先生をはじめ、スタッフの先生方にも心から御礼申し上げます。 英国・東京のそれぞれで学んださまざまな知識・経験を生かし、日本のACHD診療に少しでも貢献できるよう、今後も日々精進を重ねたいと思います。本当に有難うございました。182

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