臨床薬理の進歩 No.43
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-))i0)-)%(ili.(*AB)-)+)+)-)+)+)-).m(μBTCAotevitalernoisserpxeANRmssenkchT( BB-FGDPecunevitisop76K( BB-FGDPUAPDGF-BB(PDGF-BB(PDGF-BB(PDGF-BB(PDGF-BB(PDGF-BB(CCND1n.s.添加することにより、中膜肥厚の進行過程をモデル化することとした。PDGF-BBを添加した3D培養モデルは、PDGF-BBを添加していないモデルよりも肥厚していた(図3A)。PDGF-BB添加3D培養モデルでは、増殖マーカーであるCyclin D1(CCND1)のmRNAの発現量は不変であったが、増殖マーカーKi67陽性細胞数が増加していた(図3B)。すなわち、3D培養モデルの増厚は、PDGFシグナルによって引き起こされるPASMCの増殖に起因すると考えられた。イマチニブはPASMCの増殖抑制とアポトーシス誘導を介してPDGF-BBによる3D培養モデル肥厚を抑制する 今回開発した肺動脈中膜3D培養モデルが薬効評価に使用できることを確認するために、まずPDGFシグナルの阻害剤であるイマチニブにより、PDGF-BBが引き起こす3D培養モデルの肥厚を抑制できるかどうかを検討した。イマチニブを投与した3D培養モデルでは、PDGF-BB存在下で3D培養モデルが減厚し、Cyclin D1のmRNA発現量が減少した(図4A)。また、Ki67陽性核の割163163PDGF-BB(3D viewSide viewKi67図3 PDGF-BBによる3D培養モデルの肥厚(文献9より引用)A PDGF-BBなし[PDGF-BB(−)]とPDGF-BBあり[PDGF-BB(+)]の条件下で培養した3D培養モデル 上図 3D再構成画像 下左図 3D培養モデルの厚みの測定。PDGF-BBを添加したモデルの厚みは有意に増高していた。 下右図 CCND1のRT-qPCR解析。B PDGF-BB(−)とPDGF-BB(+)の条件下で培養した3D培養モデルのKi67染色 上図 抗Ki67抗体 (赤)で増殖細胞を染色した。核はSYTOX Green(緑)で染色した。 下図 Ki67陽性核の面積の定量化解析。PDGF-BBにより有意に陽性率が上昇した。スケールバー=50 mm。n.s., not significant、*p < 0.05、****p < 0.0001、Welch補正したUnpaired Student's t-testで検定した。PDGF-BB (+)Nucleimerge40302010Thickness2.52.01.51.00.50.0Ki671.5****1.00.50.0

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