NAge, years, mean ± SDMale, n (%)Hypertension, n (%)Diabetes mellitus, n (%)Current smoking, n (%)Use of lipid-lowering agents, n (%)Xanthomas, n (%)Family history of FH and/or premature CAD, n (%)Presence of CAD, n (%)Adjusted LDL cholesterol, mg/dL, median [IQR]結 果mutation-negativeFH志賀町コホート(Controls)84762.5 ± 11390 (46)311 (37)75 (9)149 (18)98 (12)N/AN/A37 (4)127 [108-150]20350.5 ± 18**82 (40)56 (28)*20 (10)54 (27)*25 (13)55 (27)82 (40)46 (23)**211 [189–240]**All FH221 [194-258]** 234 [208–277]**monogenic FH37645.9 ± 19**156 (41)89 (24)**29 (8)92 (24)*47 (13)130 (35)207 (55)95 (25)**17340.5 ± 18**74 (43)33 (19)**9 (5)38 (21)22 (13)75 (42)125 (72)49 (28)**表1 患者背景平均値と標準偏差、もしくは中央値と四分位値、カテゴリー変数については実数および割合を示した。* p<0.05、** p<0.01統計解析 統 計 解 析 は R ver. 3.6.1(R Foundation for Statistical Computing、Vienna、Austria)を用いて行った。図中のデータは平均値と標準偏差、もしくは中央値と四分位値、カテゴリー変数については実数および割合を示した。必要に応じて 95%信頼区間(95%CI)を計算した。FH 希少有害変異のLDL コレステロール値への効果量は、年齢、性別を調整した線形回帰分析を用いて、冠動脈疾患への影響は、年齢、性別、高血圧、糖尿病、喫煙、LDL コレステロール値を調整したロジスティック回帰分析により算出した。各群の PRSLDL-C の比較はt 検定を用いた。各群の PRSLDL-C の 3 分位に分割し、LDL コレステロール値および冠動脈疾患罹患のトレンド検定を行った。倫理について 本研究は、金沢大学医学倫理委員会により承認を得て、ヘルシンキ宣言およびヒトを対象とした医学系研究に関する倫理指針に従い実施した。患者背景 表 1 は患者背景を示す。FH 症例の平均年齢は45.9 歳で、志賀町コホート(Controls)は 62.5 歳SNV)118未満の症例、およびコール率 98%未満の高頻度遺伝子多型は除外し、ハーディワインベルグ平衡から逸脱する多型も除外した。近親交配係数(F)が 0.0625( 従 兄 弟 ) を 超 え る 症 例 も 除 外 し た。EIGENSOFT version 7.2.1. を用いた主成分分析により、トップ 10 の主成分の 6SD(標準偏差)を超える症例も除外した。BEAGLE version 4.1 を用いて 1,000 Genome Phase 3 Version 5 reference panelを参照し、インピューテーションを行い、(MAF <0.1%)もしくは低質(allelic R2 < 0.8)のバリアントは除外した。最終的に、FH 群において 5,703,494変異(436 FH 症例)、7,482,238 変異(851 志賀町コホート)のうち、重複する 5,321,039 変異をリスクスコア計算に用いた。PRSLDL-C 算出 PRSLDL-C 算出のため、バイオバンクジャパン(BBJ)日本人 GWAS サマリー(Research ID:hum0014.v8.58qt.v1)7)を用いた。連鎖不平衡を加味し、最終的には 3,589,401 変異を計算に用いた。計算式を以下に示す。 PRSLDL-C =Σ(weighted β-BBJ GWAS サマリー×
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