bac腫瘍細胞の糖鎖構造に着目した新規がん免疫療法の開発MTT assay(cell counting)MTT assay(cell counting)図9 HE4を強制発現した293細胞におけるGemcitabine耐性+ Gemcitabine(+ GEM)Tumor cellsMTT assay図8 OLFM4を強制発現したHeLa細胞(a)、 MIA PaCa-2細胞(b)、 SUIT-2細胞(c)におけるGemcitabine耐性(cell counting)と腫瘍細胞の両方に PIGR の発現を認める膵臓がん腫瘍組織 11 症例における免疫組織検査を抗体とレクチンを用いた二重染色にて解析した。その結果、腫瘍細胞上の PIGR を認識し、正常腸管細胞上の PIGR を認識しないレクチンを1 種類(レクチン X)同定した(図 11、12)。3) 腫瘍組織における蛍光免疫二重染色解析において細胞と腫瘍細胞に発現する PIGR タンパクの相違を解析するため、翻訳後修飾の一つである糖鎖に着目して解析を行った。糖鎖解析は、遺伝子解析における次世代シーケンサーのような網羅的に解析する手段がまだないため、我々は糖鎖を認識するレクチンに着目して解析を施行した。12 種類のレクチンを用いて、正常細胞103Tumor cells+ Gemcitabine(+ GEM)Tumor cells+ Gemcitabine(+ GEM)*p < 0.0007*p < 0.0007
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