臨床薬理の進歩 No.43
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(cell counting)(cell counting)(cell counting)bacMTT assay図8 OLFM4を強制発現したHeLa細胞(a)、 MIA PaCa-2細胞(b)、 SUIT-2細胞(c)におけるGemcitabine耐性細胞と腫瘍細胞に発現するPIGRタンパクの相違を解析するため、翻訳後修飾の一つである糖鎖に着目して解析を行った。糖鎖解析は、遺伝子解析における次世代シーケンサーのような網羅的に解析する手段がまだないため、我々は糖鎖を認識するレクチンに着目して解析を施行した。12種類のレクチンを用いて、正常細胞と腫瘍細胞の両方にPIGRの発現を認める膵臓がん腫瘍組織11症例における免疫組織検査を抗体とレクチンを用いた二重染色にて解析した。その結果、腫瘍細胞上のPIGRを認識し、正常腸管細胞上のPIGRを認識しないレクチンを1種類(レクチンX)同定した(図11、12)。3) 腫瘍組織における蛍光免疫二重染色解析において103Tumor cells+ Gemcitabine(+ GEM)Tumor cells+ Gemcitabine(+ GEM)*p < 0.0007MTT assayMTT assay図9 HE4を強制発現した293細胞におけるGemcitabine耐性Tumor cells+ Gemcitabine(+ GEM)*p < 0.0007

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