臨床薬理の進歩 No.42
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tnuoCtnuoCof DLL3Transient overexpression lysate6ABC00Lysate ControlmarkerRovalpituzumabRova-IR700markerRovalpituzumabRova-IR700marker2 µgprotein stainingSBC32 µgIR700 ■uorescenceDLL3発現細胞株におけるRova-IR700を用いたin vitro NIR-PIT SBC5-DLL3-luc-GFPおよび3T3-DLL3-luc-GFPの蛍光顕微鏡観察をNIR-PITの前後に行った。近赤外光(4 J/cm2)への曝露後、細胞の膨張と破裂、および死細胞染色が観察された。これらの変化は、露光後30分以内に観察され、NIR-PIT後のnecroticな細胞死の誘導を示唆している(図3A)。DLL3を発現していない非標的細胞の3T3-RFPに変化は観察されなかった(図3B)。図2 IR700と抗DLL3抗体の結合(A)SDS-PAGEによるRova-IR700の検出。(左:Colloidal blue染色、右:700nmの蛍光波長)(B)DLL3発現細胞株の細胞ライセートに対するRova-IR700の結合。(C)SBC3およびHBEC3細胞におけるRova-IR700の発現解析。 次に、in vitro NIR-PITの効果を定量化するために、フローサイトメトリーを用いてルシフェラーゼ活性を評価した。PIで評価した細胞死率は光のJ数に依存的に増加した。近赤外線光照射単独またはRova-IR700単独では有意な細胞傷害性は観察されなかった(図3C)。ルシフェラーゼ活性は、NIR-PIT群において発光量の有意な減少を示した(図3D)。以上からDLL3を標的としたNIR-PITがin vitroで光量依存的に細胞死を誘導することが確認された。(Da)250K150K100K50K25K15K10K10080604020101100102IR700 ■uorescencecontrolRova-IR700Rova-IR700+ Rovalpituzumab blocking103HBEC3(A.U.)39900200000.4385040302010101100102IR700 ■uorescence(Da)(A.U.)908250K150K100K50K70025K10K513controlRova-IR700+ CD16 blocking103Western Blot

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