）Lm/gn2（-nacopLili**方 法2）LCN-2は皮膚に浸潤する好中球にneutrophil extracellular traps（NETs）を誘導する。3）NETsには多量の抗菌ペプチドの１つであるLL-37が含有されており、このLL-37が正常ケラチノサイトにformyl peptide receptor 1（FPR1）の発現を誘導する。4）FPR1発現ケラチノサイトは皮膚に浸潤する炎症性単球の産生するannexin A1によってネクロプトーシスに陥り、表皮壊死を来す。 上記メカニズムにおいて、LCN-2とLL-37はSJS/TEN早期に作動する分子であり、SJS/TENの早期診断バイオマーカー候補になりうると考えた。これらバイオマーカーに対する免疫クロマトグラフィー法を用いた早期迅速診断キットを開発し、皮膚科開業医・皮膚科標榜開業医を含めた全医師が早期にSJS/TENを診断できる環境を作り、専門医の早期介入を促進することで、SJS/TEN患者の救命率を向上することを最終目標とし、そのための予備研究を行った。図1 SJS/TENおよびSJS/TEN以外の薬疹型、類縁疾患患者血清lipocalin-2濃度Healthy, 健康成人 (n = 16); MPE, 播種状紅斑丘疹型薬疹 (n = 32); EMM, EM major (n = 15); FDE, 固定薬疹 (n = 8); AGEP, 急性汎発性発疹性膿疱症 (n = 7); DRESS/DIHS, 薬剤性過敏症症候群 (n = 19); GVHD, 移植片対宿主病 (n = 5); SLE, 全身性エリテマトーデス (n = 8); PV, 尋常性天疱瘡 (n = 12); BP, 水疱性類天疱瘡 (n = 62); MMP, 粘膜類天疱瘡 (n = 10); EBA, 後天性表皮水疱症 (n = 2); Pso, 尋常性乾癬 (n = 7); GPP, 膿疱性乾癬 (n = 5); PG, 壊疽性膿皮症 (n = 2); SJS/TEN: before treatment (n = 29), 2-4 days following initiation of treatment (n = 18), 5-7 days following initiation of treatment (n = 19), 8-10 days following initiation of treatment (n = 6), and more than 11 days (n = 10) after initiation of treatment. **p < 0.01 compared to healthy volunteer (Kruskal-Wallis test).対象 山梨大学附属病院および協力施設に受診あるいは入院した発症から3日以内かつ治療開始前のSJS/TEN患者、また他の薬疹型患者、およびその類縁疾患患者（各疾患患者数は図1を参照されたい）。本研究は山梨大学医学部倫理委員会の承認を得て実施されている。サンプル 患者血清、および尿。尿については新鮮尿を測定し、バルーンから採取された尿、および凍結保存された尿は除外した。SJS/TEN発症前後の好中球数は採血結果を利用した。測定 血清中および尿中のLCN-2、LL-37は市販102：Mean
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