臨床薬理の進歩 No.41
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転移・再発病巣からRNAを抽出し、遺伝子発現プロファイルの変化を解析転移・再発前立腺がん原発巣・加療前のがん原発巣再プログラム化候補薬約70種類が候補薬剤として同定薬物加療後のがん転移巣転移・再発病巣の遺伝子発現パターンと逆相関する既存薬をリストアップNegativecorrelation肺転移肝転移2.候補薬剤のin vitro screening 前立腺がん細胞株LNCaP、DU145、PC3、C4-2、C4-2AT6細胞株を対象としてin vitroにおいて、WST assayによる細胞増殖を指標としてスクリーニングした。3.候補薬剤のin vivo screening 6週齢のオスBalb/Cヌードマウスを用いた投与進行性前立腺がんにおける薬剤耐性遺伝子発現ネットワークを標的とした新規リプログラミング療法再発巣と原発巣の相違再発巣と原発巣の遺伝子発現プロファイルを抽出既存薬による遺伝子発現プロファイルの相違と照合図3 転移・薬剤耐性がんと限局がんの遺伝子発現プロファイルを抽出各種候補薬剤投与時の遺伝子発現パターンとマッチングPositivecorrelation図4 in silicoスクリーニングからのリプログラミング候補薬の同定実験で薬剤感受性をin vivoで検討した。動物実験に関しては、当大学動物実験センターにて承認を得て、科学的観点と動物の愛護の観点から、ガイドラインに則って適正に実施した。4.統計解析 t-testとTukey–Kramer methodを用いて検定した。p < 0.05 は有意と考えられた。PositiveNegative8383

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