臨床薬理の進歩 No.41
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)%0)%0000000 ( ycnapucco rotpeceR( ycnapucco rotpeceRA80B80*Converted ED50 (mg) = ED50 (mg/m2) × mean BSA (1.63)SE : standard error腹側線条体尾状核SEEstimate93.528.624.415.569.510.893.717.628.718.3 7.270.2 6.911.2被殻SEEstimate16.1 9.166.814.814.6 5.068.2 9.615.7SE17.411.415.6 6.360402020Dose (mg)406040201020Whole striatumDose/BSA (mg/m2)8060402020Dose (mg)4080604020301020Ventral striatumDose/BSA (mg/m2)8060402020Dose (mg)80604020301020CaudateDose/BSA (mg/m2)806040204020Dose (mg)80604020301020PutamenDose/BSA (mg/m2)40303.09 ± 0.96、腹側線条体:2.33 ± 0.61、尾状核:2.51 ± 0.84、被殻:3.64 ± 1.13であった。健常群のBPNDは、線条体全体:2.84 ± 0.60、腹側線条体:2.08 ± 0.54、尾状核:2.38 ± 0.61、被殻:3.28 ± 0.62であった。パーキンソン病群におけるBPNDは、健常群よりも高値の傾向があったが、両群の間の各領域で(線条体全体:p = 0.53、腹側線条体:p = 0.42、尾状核:p = 0.72、被殻:p = 0.43)、BPNDに有意差を認めなかった(図2)。 アデノシンA2A受容体占拠率とistradefyllineの「用量」または「用量/体表面積」の関係を図3に示す。受容体占拠率曲線の当てはまりは、「用量/体表面積」をx軸の変数に用いたときが、「用量」図3 アデノシンA2A受容体占拠率とistradefyllineの用量(A)または用量/体表面積(B)の関係(文献7を改変)受容体占拠率(%) = α × [D/(D + ED50)]の式から、線条体全体(whole striatum)、腹側線条体(ventral striatum)、尾状核(caudate)、被殻(putamen)における受容体占拠率曲線を推定した。αは最大受容体占拠率、Dはistradefyllineの用量(dose)または用量/体表面積(dose/BSA)、ED50は最大受容体占拠率の50%を示す値、をそれぞれ表す。表2 最大受容体占拠率とED50(文献7を改変)用量最大受容体占拠率(%)ED50 (mg)用量/体表面積最大受容体占拠率(%)ED50 (mg/m2)Converted ED50 (mg)*パーキンソン病におけるアデノシンA2A受容体の病態解析線条体全体EstimateSEEstimate69.814.817.511.071.0 9.515.515.6 6.0を変数に用いたときと比べて、良好であった。「用量/体表面積」をx軸の変数に用いたときのR2は、線条体全体:0.451、腹側線条体:0.775、尾状核:0.327、被殻:0.434であった。「用量」をx軸の変数に用いたときのR2は、線条体全体:0.359、腹側線条体:0.653、尾状核:0.262、被殻:0.341であった。2つのパラメーターであるα(最大受容体占拠率)とED50を表2に記す。最大受容体占拠率とED50は腹側線条体で高値の傾向があった。また、各領域における最大受容体占拠率は、「用量/体表面積」と「用量」の間で、同様であった。 健常群(n = 6)、パーキンソン病群baseline(n = 10)、istradefylline-20 mg群(n = 5)とistradefylline-40 mg1919

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