臨床薬理の進歩 No.41
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tinU gnmroF ynooCtinU gnmroF ynooCtinU gnmroF ynooC222222222222222222222221.522222222212212114221.521.5289:;<=500,000400,000300,000200,000100,0009ABC89:500,000400,000300,000200,000100,000+D189:BDQ/LZDBDQ/TZD32212il0il0il00.5630.6250.0380.752.51.5N.D.N.D.2.0±0.560.5625-41.52±0.680.038-2図2 Ex vivo CFU試験におけるベダキリン(BDQ)とアミカシン(AMK)、ドキシサイクリン(DOXY)、クロファジミン(CLF)の併用効果Ex vivo 試験におけるBDQとAMKの併用効果600,00024hNo DrugBDQAMK感染後の経過時間500,000400,000300,000200,000100,000Ex vivo 試験におけるBDQとDOXYの併用効果600,00072h24hBDQ/AMKNo DrugBDQFIC indexBDQ/STFXBDQ/CLF0.6250.6250.751.11±0.490.625-2.01.89±0.31( )感染後の経過時間Ex vivo 試験におけるBDQとCLFの併用効果600,00072hDOXYBDQ/DOXYBDQ/EMBDQ/LVFX2.0±02.0±02.0±02.0±0N.D. Not detected24h72hCLFNo Drug感染後の経過時間BDQBDQ/CLFしてColony Forming Unit(CFU)を算出した。Ex vivo CFU試験による細胞内での有効性評価の結果 Ex vivo CFU試験の結果を図2に示す。コントロールウェルでは感染開始(5.7×105 CFU)から72時間後(5.11×105 CFU)においても、細胞内に感染したM. avium TH-135株の菌数は維持されていた。BDQ単剤使用の場合では、細胞内の菌数は約半数(2.42×105 CFU)に減少しており、単剤使用でもBDQが細胞内に感染したM. aviumに対して一定の効果を持つことが示された。 AMK単剤使用の場合では、72時間後の菌数は4.57×105 CFUであり減少傾向が認められたが、BDQとAMKの併用時には72時間後の菌数はベダキリンを含む肺MAC症多剤併用療法確立への検討BDQ/AZM1.94±0.151.0-2.01.5-2.01.22×105 CFUであり、BDQ単剤あるいはAMK単剤よりも細胞内における菌数の減少が認められ、ex vivoにおいてはこの2剤の併用による相乗効果が顕著に示される結果となった。 DOXY単剤の場合は、72時間後の菌数が9×104 CFUであり、コントロールウェルと比較すると約1/5に減少しており、顕著な効果が認められた。一方で、BDQとの併用時においても菌数は9.6×104 CFUであり、併用時の相乗効果は認められなかった。 CLF単剤使用の場合では、72時間後の菌数は3.2×105 CFUであり減少傾向が認められたが、BDQとCLFの併用時には72時間後の菌数は1.39×105 CFUであり、BDQ単剤あるいはCLF単剤よりも細胞内における菌数の減少が認められ、55

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