旭川医科大学病院 薬剤部 准教授・副薬剤部長国立成育医療研究センター 薬剤部 主任るよう精進いたします。中馬 真幸この度は、臨床薬理研究振興財団が設立50周年を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。臨床薬理研究振興財団が、継続的に開催されてきた臨床薬理学集中講座(以下、集中講座)は、多くの人材育成や交流の貴重な機会を提供してきました。集中講座を未受講の先生方には、ぜひとも受講をお薦めしたいと思います。ただし、その後のフォローアップセミナーや懇親会に参加してこそ、メリットを最大限に受けられます。これらにも積極的に参加することを強く推薦いたします。私は、2018年8月、神奈川県のネクサス葉山で開催された第2期第3回の集中講座に参加しました。現地への移動に時間を要したものの、補って余りある多くの出会いがあり、かけがえのない交流ができました。3日間の会期中、日中は臨床薬理学に関わる広範な内容について、第一線でご活躍の先生方から素晴らしい講義を受けました。加えて夕食後の企画が秀逸で、相互交流の場が非常に多く設けられていました。1日目は、夕食を挟んでグループ演習、2日目は講師・チューターの先生と受講者が一堂に会した夕食、その後の情報交換会が開催されました。終了後には、意気投合した仲間と各々の部屋に場所を移して、夜が更けるまで懇親を深めました。宿泊込みで行う特徴を活かした研修会を十二分に満喫して、帰路の際に感じた高揚感を今でもはっきりと覚えています。集中講座には、まだ続きがありました。日本臨床薬理学会年会に合わせて、フォローアップセミナーや懇親会が企画され、歴代の参加者同士が情報交換を行う場が設けられていました。集中講座の卒業生や今後の受講生には、ぜひ、これらの機会を有効に活用してほしいと思います。これらのイベントに継続して参加することにより、私自身たくさんの出会いを新しい共同研究や企画に繋げることができました。また、現所属の旭川医科大学病院に異動した際にも、異動先に集中講座の受講生がおり、スムーズな業務展開や共同研究の立ち上げができました。これも集中講座が紡いだ絆によるものであり、共に活動する仲間に対し、感謝の念に堪えません。最後に、本会を企画・運営されている臨床薬理研究振興財団の方々、精力的な支援や指導をしてくださっている講師やチューターの先生方に心より感謝申し上げます。COVID-19のパンデミックを経てもなお、変わらず全国各地、各種学会に集中講座の卒業生がいて、さまざまな形での連携が継続していることをたいへん心強く思っています。臨床薬理学集中講座が今後ますます発展するように、変わらぬ支援をお願いして受講生からのメッセージといたします。丹沢 彩乃臨床薬理研究振興財団が設立50周年を迎えられましたこと、心よりお祝い申し上げます。私は2019年に開催された第2期、第4回臨床薬理学集中講座(以下、集中講座)に参加いたしました。その前年の2018年に現職の国立成育医療研究センターに着任し、新生児科を担当していました。新生児領域では医薬品情報が限られており、毎日のカンファレンスの中で「薬の使い方」について議論になるこ臨床薬理学集中講座「受講者からのメッセージ」(2018年第2期第3回受講)学び多き臨床薬理学集中講座(2019年第2期第4回受講)115
元のページ ../index.html#117