Ⅳ.臨床薬理学集中講座:第2期&第3期(Web開催で行った期間:2021年~2024年、現在継続中)2020年はコロナ禍のなか、ぎりぎりまで集合開催の可能性を追求しましたが、夏季になっても感染は猛威を振るっていたため、最終的には集中講座を延期することにしました。2021年からは“Withコロナ”の対策としてWeb開催を取り入れて、臨床薬理学集中講座(第2期)の第5回(2021年)と第6回(2022年)はZoomシステムを使ったオンライン開催に変更しました。その後、「集中講座あり方会議」を開催して、アンケート調査により受講者ニーズを把握したうえで、臨床薬理学集中講座(第3期)となる第7回臨床薬理学集中講座(2023年)からは、受講者のニーズを反映させて以下のような改善を加えました。(A)臨床薬理学の総論に関連するテーマの講義、(C)合理的薬物投与に関連するテーマの講義、および(D)参加体験型の演習には変更を加える必要がないことを確認したうえで、受講者ニーズとして生物統計学に関する実践的な講義に関して強い要望があったことから、(B)治験に関連するテーマの講義のなかで、生物統計学を1コマから2コマに増やして、生物統計学(基礎編:野間久史)、生物統計学(実践編:井上永介)の二本立てに変更しました。また、ビデオでの講義の時間は、集合開催時に100分間の講義だったところを、講師の方々にお願いして、ビデオでの講義ではさらにエッセンスに絞り込んで濃縮し、60分間に短縮してもらいました。講義のビデオ視聴期間を2か月間設け、講師への質問を可能にしたうえで、演習開始前にビデオ視聴を完了してもらっています。参加体験型学習である臨床試験企画立案演習は、課題の作成は第2期と同じ方式のままですが、集合開催ができなくなりWeb開催になったことから、各班のメンバーを早めに決めて、演習当日までにチームビルディングを目的にしたWeb会(2時間)を2回実施しました。第3期からは、このWeb会のなかでチームワークの醸成を意図して研究倫理に関する課題である「説明同意文書」関連の演習(穴埋め課題第2期第6回集中講座 集合写真第2期第7回集中講座 Web上のワークショップ第2期第4回集中講座 情報交換会での講師講評101
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