50年のあゆみ
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76887782332333温泉の効能に関する課題(4グループ)睡眠導入薬に関する課題(3グループ)「乳酸菌製剤」の有効性評価(2グループ)「ハンドヒーリング」の有効性評価(2グループ)「笑い」の有効性評価(2グループ)睡眠薬の効果(3グループ)セラピューティック・タッチ(3グループ)鎮痛薬の効果(2グループ)温泉の効能(4グループ)睡眠薬の効果(4グループ)脂質異常症に対する健康食品の科学的評価(3グループ)音楽療法(2グループ)人とのつながりの治療促進効果(2グループ)不整脈患者に対するサプリメントの科学的評価(3グループ)「わかりやすい丁寧な服薬指導」の治療効果(2グループ)「色で食欲をコントロール?」(2グループ)フレイル予防としてのビタミンDの科学的評価(2グループ)医師と薬剤師がどのような協力をすると薬物治療を受ける患者の恩恵を向上できるか?(3グループ)対面交流喪失の影響(3グループ)課題タイトル参加体験型の「臨床試験企画立案演習」は、次のような手順で進めました。年度により受講者の数は異なりますので、受講者の数に応じて6~8班を作ります。班分けを行う際には、医師と薬剤師の比率、臨床研究の経験の長さと深さ、男女比のバランスなどを考慮して、班によるバラツキを可能な限り少なくします。第1日の夕食前に「演習事前説明」(20分)を行い、講師陣が事前に用意した3つの課題のうちのどれかを、各班の代表者が抽選により選びます。これと並行して、研究倫理の課題として「同意説明文書」の穴埋め問題か、要約版(A4判1枚以内に一般の方々にも分かりやすい説明文)を作成してもらいます。その後、班に分かれて夕食時間(1時間)を過ごした後、18:30より各班別に準備された部屋に集合して、課題に沿った「臨床試験企画立案演習」(3時間)を行います。班ごとに作成した臨床試験計画は、発表用にパワーポイントで作成します。翌朝は8時から「臨床試験企画立案演習の発表会」(3時間40分)です。各班の発表と質疑応答、講師陣からのコメントを行います。なお、臨床薬理学研究の初心者や専門領域が異なる医師と薬剤師が参加していることを考慮して、演習の課題は幅広く議論できるものを準備しています。課題としては「クリニカルクエスチョン」の形で提示し、演習は「リサーチクエスチョン」を作るところから始めてもらいます。リサーチクエスチョンを作る際には、構造化されていることが重要なので、EBMの手順でエビデンスを探す際と同様に、PICOあるいはPECO(Patients:対象、Intervention/Exposure:介入/要因、Comparison:比較、Outcomes:結果)がリサーチクエスチョンの構造でも重要となることをアドバイスしたうえで、演習に入ってもらっています。与えられた課題の演習により出来上がった成果物について、受講者間の投票によって最優秀チームを選び、表彰を行うような工夫も行っています。最優秀チームの表彰式は、集合開催の際には情報交換会の席で、Web開催になってからは日本臨床薬理学会学術総会のフォローアップセミナーの席で行うことにしています。表3.臨床薬理学集中講座(第2期および第3期)における臨床試験企画立案演習課題グループ数課題数第1回2016第2回2017第3回2018第4回2019第5回2021第6回2022第7回2023100集中講座記録集

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