Ⅲ.臨床薬理学集中講座:第2期(集合開催で行った期間:2016年~2019年)午 前8:00〜8:30ガイダンス8:30〜10:10臨床薬理学とは浜松医科大学理事・副学長 渡邉裕司8月2日(金)8:00〜11:40臨床試験企画立案演習(発表・討議)大分大学名誉教授 中野重行8月3日(土)昭和大学臨床薬理研究所所長 小林真一聖マリアンナ医科大学薬理学教授 松本直樹8:00〜9:40薬理遺伝学8月4日(日)九州大学大学院薬学研究院薬物動態学分野教授 家入一郎10:30〜12:10臨床試験デザイン13:10〜14:50研究倫理富山大学バイオ統計学・臨床疫学教授 折笠秀樹12:40〜14:20臨床薬物動態学と薬物投与設計9:50〜11:30バイオマーカー12:10〜13:50医薬品開発・レギュラトリーサイエンス自治医科大学名誉教授 藤村昭夫15:10〜16:50生物統計学東北大学大学院文学研究科社会学専攻分野准教授 田代志門大学共同利用機関法人情報・システム研究機構統計数理研究所データ科学研究系准教授 野間久史14:40〜16:20医薬品有害反応明治薬科大学薬物治療学名誉教授 越前宏俊日本医科大学腎臓内科教授 鶴岡秀一〜14:20閉会式・アンケート記入後、解散独立行政法人 医薬品医療機器総合機構国際部長 佐藤淳子午 後18:30〜21:30臨床試験企画立案演習大分大学名誉教授 中野重行昭和大学臨床薬理研究所所長 小林真一聖マリアンナ医科大学薬理学教授 松本直樹16:40〜18:20薬物相互作用東京大学大学院薬学研究科分子薬物動態学分野教授 楠原洋之18:30〜夕食後、情報交換会(7)患者・被験者やその家族の立場に立った感想や意見を、参加者が数多く語ることは、特記すべきこ「きっかけ」になっていることが分かります。またその後、臨床薬理学の指導的役割を果たして、各方面とと言えます。現状の医療教育カリキュラムは、ほとんどの時間を医療者サイドに立って、最善の方法は何かといった発想でものを考えることに使っています。しかし、「ロールプレイ法により学ぶ治験のインフォームド・コンセント」の演習では、患者・被験者あるいはその家族の立場での最善は何か、という新しい視点が持てるようになる点にも特徴があります。受講者の感想文を読むと、この研修会に参加したことにより、受講後に臨床薬理学の自己研鑽を重ねるで活躍されている方が多数おられます。演習として取り入れた「参加体験型学習」は、2016年から始まった第2期と第3期でも重視して実施していますので、その学習法の特徴と目指しているものについては、まとめて後述することにします。第1期の臨床薬理学集中講座は、5日間泊まり込みの密度の濃い研修会でしたが、受講者となる若手医師は主治医として患者を受け持つことが多いため、途中で研修を中断しなければならなくなったり、最初から参加が困難と考えたりしたためか、年々徐々に参加医師数が減少する傾向が出てきました。そのため、第1期の集中講座は5年間開催した後、いったん中止することとなりました。臨床薬理研究振興財団の設立40周年を記念して、人材育成のために「臨床薬理学集中講座」(第2期)を行うことになりました。40周年記念事業検討委員会では、第1期が5日間の開催により、特に医師の参加者が年々減る傾向が出てきたという反省から、週末の3日間に短縮して実施することにしました。そのため、講義のテーマを臨床薬理学で必須となる項目に絞り込み、短期集中開催に変更して実施することにしました。集中講座の開催には相当な経費を要することから、当初は隔年で実施するという案でしたが、第2期第4回 臨床薬理学集中講座カリキュラム98集中講座記録集
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